ヤクルト今季終了
気がついたら今年のヤクルトの試合は今日で最後だった。
開幕時に巨人に3連勝して周囲は一瞬沸き返った。しかし前年と較べて大きくチーム力の落ちた今季、そのまま行くとは思えず、案の定徐々に力の差を見せつけられることとなる。ここ数年でも最もひどい低迷をした横浜が早々に6位となったが、最高で3位を目指せる位置にいたこともあっただけにここ一番での力負けで5位になってしまった印象が強い。
エースと4番を取られちゃったんだから。それだけじゃない、昨年の先発ローテーション3本柱がそろって移籍、さらにチームの顔であった監督まで退団。頼みの外国人はドーピング違反と極度の不振により解雇。全く別のチームとしての船出だった。そして、その過渡期はまだこれからも続く。
長年チームの顔であった真中・度会両選手がこの日を持って引退した。思えばこの2人、私が本格的にスワローズの選手名を意識するようになった1997年頃ブレークした選手だ。それまでは選手の顔などよく知らずただヤクルトというチームを応援していた。97年に発売された「実況パワフルプロ野球4」の影響なんだけれど。正確に言うと、このゲームには真中も度会も出てこない。その前年までに名の知られる選手じゃなかったから。でも始まってみるとこういった選手が活躍してチームは大躍進。さっそく真中や度会といった選手を「サクセスモード」で作って自分のチームを作ったというわけだ。
そんな思い入れのある選手だから引退というのは確かに一つの節目となろう。しかし、正直言えば、彼らはベンチにいる時期が長すぎた。97年頃のはつらつとしたプレーが印象に残っているだけに、彼らにはその後もレギュラーを目指してほしかった。ベンチに一年間座って代打の切り札というのは、個人的には見たい姿ではなかった。
ベテランといえば故障に苦しみ続けた河端龍投手と、長く2番手捕手というポジションを務めた小野公誠捕手も、この日引退した。しかも小野選手の決勝ホームランで最終戦勝利という、あまりに印象的過ぎるフィナーレを迎えた。神宮球場に行ったファンは最高の一夜を過ごす事ができただろう。
小野選手のかけたアーチは、去り行く選手から残された選手たちへのバトンなのだろう。ちょうど私が思い起こす97年のような、新しい世代が顔を出す時期にさしかかっている。盗塁王を獲得した1番打者・福地は年齢的には新世代ではないが。また、スワローズファンでない人にはぱっと出てきたようにしか見えない4番の畠山はファームでの長年の実績が実を結んでの一軍定着となった。また、2年目の村中が前半戦の先発ローテーションに食い込んだ事も収穫だし、私がさんざん「まだ早い」といってきたルーキーの由規・加藤両投手も終盤には一軍に合流し来期に希望を持たせる事となった。何よりファームは投打共に充実してイースタンリーグ優勝を勝ち取っている。
これまでにファームの3選手に戦力外通告がされた。とはいえそれだけとは限らない。あとさらに数人の投手が落とされる事だろう。また、外国人選手は林昌勇投手以外は総入れ替えになるのだろうか?外国人の契約はよくわからない。使い物になってないじゃん、という選手が次の年もいたり、逆になんで活躍したのに1年で移籍しちゃうのというグライシンガーのようなケースもあったりする。ともかく、ここら辺がクリアになって、さらにドラフトを経れば来期の陣容が見えてくるはずだ。
来年こそは、である。1993年、1997年、2001年とサッカーW杯の前の年に日本一になっているスワローズ、1回飛ばしちゃったけど8年ぶりの優勝目指して充実のオフを過ごしてほしい。
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