2008年3月 4日 (火)

次は300万人?

昨日の事だが、「漢字」にまつわるニュースを2つ見かけた。

まずは、「高校生の漢字検定2級の合格率が20%を切っている」というニュース。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080302-00000006-mai-soci

これは、「高校卒業程度」とされている「漢字検定2級」を、実際の高校生が受験してどれぐらいの合格率であったかという調査で、これで10年連続して2割を切った事になったそうだ。さて私は社会人であるが、昨年この「漢字検定2級」を初めて受験した。結果は「8割以上合格」とされるところを、約90%の正解で合格。それに先立ち、その前の年の秋からゲーム「漢検DS」を中心に勉強した私の感想だと、確かに出題される漢字そのものは、学習指導要領に定められた「1945字」しかない訳だから、実際に高校の授業で出た以上の漢字を新たに覚える事はなかった。しかし問題は単に漢字を知っていれば解ける訳ではない。ほとんどの問題は文例もしくは熟語の形で出題される訳だから、その「言葉」を知っていなくてはならない。「漢字検定」ではあるが、その前に「国語検定」なのである。2級の勉強をしていて「星霜」(セイソウ=年月のこと)「首肯」(シュコウ=うなずくこと)など、いままで30余年の人生の中で一度も使った事のない言葉が出てきたことも何度もあった。そして、そういった耳慣れない言葉のなかからよく出題される熟語というのは確かに存在する。つまり「高校卒業程度」とは言っても合格するためには高校の国語の授業だけでなく、文学作品に触れるなり、それ専門の勉強をしなければ合格は出来ない。私も「漢検DS」で勉強しなかったらたぶん1回では合格できてなかったと思う。

もう1つはネット上で見つけられなかったが、地元の新聞に載っていた記事で、小学生が、日常よく使う漢字の読み方は高い正解率を誇るが、「木のは」(このは)などの通常読み慣れない読みの正解率が極端に低い―という内容だった。例に挙げた「木」(こ)は字そのものは1年で習うが、2年生の正解率は5%に過ぎないという。今にして思うと「そんなに低いなんて、現代の教育はおかしいんじゃないか?」と思ってしまうが、実際に小学年が「このは」という言葉を使う事はあまりないかもしれないし、自分の人生でまだであった事のない言葉は読めないのが普通かもしれない。それで一生いったら問題だけど、学校の中では間違えて覚えるのが仕事だから、そんなに深刻にとらえることはないと思うのだが。思えば、私は小学2年で習ったと記憶している「汽」という字も、今じゃ「汽車」なんて見かけることがほとんどないから覚えるのも難しいだろう。同様に3年で習った「昭」も、ほとんど唯一の熟語である「昭和」がもう小学生にとっては歴史上の時代のことであるから、歴史を習う学年にならないと覚えないかもしれない。記事を読んでいて意外だったのが「蚕」(サン)という字を5年で習って6年が読めないと書いてあったが、「そもそも蚕なんて字を小学校で習ったっけ?」と思って小学校時代に使っていた漢字のテキストを開いてみた。(このテキストは「漢検DS」をやっていて「金」という字の書き順を調べるために物置をあさり、以後は自分の手元に置いているのだ。)そしたらやっぱり小学5年の字だった。たまたま小学校4年生の時に教室でカイコを飼っていたが、今の子にとっては「カイコ」も「養蚕業」も日常とかけ離れた存在であろうな。時代に合わせて、よく使う漢字は早い学年で、あまり使わない漢字は高学年で、というような調整は行われているのだろうか。

あ、漢字に対する忘れかけていた情熱が再び沸き起こってきた。今年こそ漢字検定1級に合格してやる。そしてこないだ落選した「アタック25」の来年の予選で「特技」の欄に「漢検1級」と書いて担当者の目を引いてやるぞ。

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2007年12月12日 (水)

今年の漢字

年々注目を集めるようになった「今年の漢字」。今年は事前に多くの識者・一般人が予想した通りの「偽」の字が選ばれた。

何と言っても今年1年を通して騒がれたのは「食品偽装」である。その発端は「不二家」であったが、私はまず「あるある」の「納豆ダイエット」が一連の問題発覚と大いに関係があるニュースだと考えている。

この番組はいわば「偽」の情報を流していたわけだが、テレビ番組と食品メーカーいずれも「消費者は我々のいう事を信じていれば良い」「消費者は疑うことなどしないだろう」といった「作り手主体」の論理が背景にあるのだろう。そしてそれは食品に関わらず今年問題になった「消えた年金」や「談合」「汚職事件」といった問題にも共通していることだろう。

あと、「にせもの」「パクリ」の話題は今年も相変わらず多かった。いちばん話題に上がるのはやはり隣国であった。ディ○ニーそっくり遊園地にはアニメキャラのそっくりさんも大量に存在し、騒ぎが大きくなると無残にもその辺に投げ捨てられた。最近ではテレビゲーム「Wii」そっくりの「威力棒Vii」なるものも隣国発で登場したとか。

「人」が「為(な)す」ことが「偽」であると学校で習った時のショックは少なからず大きかった。人が生きていく限り、「偽」はつきまとうようだ。

…そうそう、漢字の話題が出て思い出した。2月に行われる今年度最後の「漢字検定」を受検しなくては。「漢検DS2」の準1級・1級の問題をすべてノートに書き出して覚えていたのももう2ヶ月前のこと。すっかり問題も忘れてしまっていた。目が回るほどに忙しい毎日を送っているが、果たして問題を解いている時間はあるだろうか。準1級だけに照準を絞り、1級は来年度に改めて…ということにしようか。

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2007年7月13日 (金)

漢検通知

20070713

6月10日に受検した漢字検定の結果が郵送されてきた。

受検したその日に「標準解答」なるものが配られたのだが、私は一度も目を通していない。40日後に通知が来るというのに、それより前に結果を知っちゃつまらないと思ったからだ。

ほんとはこの1日前に準1級のけっかを通知した紙が送られてきた。ペラペラの紙だ。当初の予想通り、不合格だった。結果自体はわかってはいたが、問題はその点数。「何しに来たんだ」って思われない程度の点数は取っていただろうなと思って目を通した。準備不足とはいえ、テキストを買って途中までは出題された熟語を紙に書き写す努力はしていたんだ。せめて、勝負にはなるぐらいに・・・と思っていたが、結果は

107点(200点満点中)

であった。

160点以上で合格だから、自分はあとどの分野をどれぐらいやればいいかが具体的にわかったところだ。さて気になるのが平均点だ。この通知には各設問ごとの平均点が書かれている。これを足し算すれば全体の平均点が出る。12の設問中7つで平均点を上回った。さあ、平均点は…

113.4点!(自分調べ)

何ということだ。全受験者の平均点に届かないとは・・・。これじゃまるで受かる気も無いのに受けに来た愚者ではないか。ショックだった。

そんなことがあった次の日である今日、今度は「二ツ折厳禁」と書かれた大きな封筒が届いていた。2級の方だ。

結果は、冒頭にあるとおり合格であった。点数は180点(200点満点)。こちらは155点以上が合格だった。「部首」の設問に限り平均点をわずかに下回ったものの、他は全て平均点を上回った。終わってから「穂」に点を付けちゃったり「薄」の草かんむりを忘れてたりしたのに気がつき、「ひょっとしてやばいんじゃないか」と不安になっていたが、まあ格好の付く点数での合格でよかった。「漢検DS」では常に180点以上の点数を出すようにトレーニングしていた。本当にこのゲームには感謝、感謝である。

ちなみにこのゲームのフォローをしておくと、「漢検DS」は漢字検定を受検する際のシミュレーションとしてはこの上なく理にかなったゲームであるが、「日常的なトレーニングをしよう」とか「楽しみながら漢字を覚えよう」と考えているユーザーには若干不親切な部分が多い、ということを去年からずっと言いたかったのである。

第2回検定日は10月28日だ。次は準1級と1級を受ける。準1級は絶対合格。そして1級は腕試しで、3回目で1級合格だ。一発合格狙えって?ホントに難しいんだってば準1級以上は。

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2007年7月10日 (火)

日本史もトレーニング開始

先日の「世界史トレーニング」に続き、同時に発売された「日本史トレーニング」も始めてみた。世界史と日本史を同時に勉強すると絶対に頭がおかしくなるとわかってはいるが、とりあえず感想を書くためにやらねば。

つくりは「世界史」と全く同じだ。当たり前か。「世界史」は画面上部などに入っているカラーがブルーなのに対して、「日本史」は画面全体にピンクが配してある。高校時代に使ってた山川の用語集も日本史が赤で世界史が青だったのを思い出した。教科書があってテストが受けられて、ミニゲームがついていて、その中身も、初めてゲームを挿した時の説明も、まったく一緒だ。読み上げ中に図や注釈を見られないなどの不満も一緒だ。おそらくはゲーム作りの部分では同じスタッフが同時に作っていたと想像される。

ちょうど平安京遷都あたりまで教科書の本文を読んで気がついたことがある。「日本史」の方は「世界史」と比べて、「読み上げ」と本文の相違が激しいのだ。そんなに大きく内容が異なっているわけではないのだが、接続詞が抜けていたり、文章の順番が異なったり、中には文章が明らかに誤植という部分もあった。これは何を意味する?世界史も同じぐらいの文章を読んでいるはずで、日本史の方ばかり相違に気がつくということは、やはり何らかの事情があるのだろうか。たぶん、改訂前の教科書を元に読み上げのデータを作っていたところに、あとから改訂された教科書の本文が採用され、整合作業をすり抜けて文章と読み上げが異なる部分が出てしまったということだろうか。また、本文ではない説明部分は読み上げてくれないので、よみあげを終えたあとに説明部分があったのはどのページだったか思い出して探さなきゃいけないのが面倒だ。

私の高校時代、世界史と日本史を両方履修していた人は半分以上の人が日本史でセンター試験を受けた。日本史の方が世界史に比べて範囲が狭く、覚えることが少ないというのが最大の理由である。古代人の骨がどうとかいう部分を除けば、日本の「歴史時代」はAD(紀元後)にはいってからだけだし、1980年頃以降の事柄は、「歴史」というより「ニュース」を覚えてるかどうかに近い。しかし、範囲が狭い分、確実に答えられなければならない訳であり、あてずっぽうで答える余地が少ないことも事実である。ミニゲームの「年代並べ替え」や「年代答え」は、範囲が狭い分極端に時代がばらけることも少ないので、より知識が問われる性格になっている。

何はともあれ、歴史の勉強をやると、当時の旧友に会ったような錯覚に陥る場面がたびたびある。有名な人物・事件・地名は勉強を離れてもお目にかかることがあるが、マイナーな人名などは高校の教科書以外で見かけることはない。蝦夷の「阿弖流為」(あてるい)なんて名を見たときは思わず「懐かし」と顔も知らないこの歴史上の人物に親しみさえも感じてしまったぐらいだ。

イヤホンをして読み上げを聞いている間は結構手持ち無沙汰だ。初めて聞くときはどんな漢字かわからないのでDSを開いて文章を目で追わないといけない。2回目以降はDSを閉じて耳だけで聞いてもいいだろうが。その間、他のことができないのでずいぶん退屈だと思っていたが、そこは工夫次第でどうにでも。メタボリ気味の私はDSを手に抱えたまま腹筋をしたり、仰向けになって足を上げたりしてこの時間を少しでも有効に使おうとしている。おかげで歴史の勉強なのに筋肉痛という有様だ。

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2007年7月 8日 (日)

世界史トレーニング開始

昨日買ったDSソフトのうち「世界史総合トレーニング」を始めてみた。

ゲームは山川出版社の「歴史の教科書」と「問題集」の内容を収録したものだ。ゲームはおおざっぱに「教科書」部分をDS上で読んだり聞いたり見たりする「教科書」パート、問題集を解く「テスト」パートと、問題集の問題をアレンジした「ミニゲーム」パートに分けられるだろうか。とりあえずいきなり問題を解いても学生時代から10年以上経っていて覚えていないだろうから、テキストを読んでみる事にした。そしたら「読み上げ」機能がついているではないか!

「お料理ナビ」とかは買ってないから、正直「しゃべる」ゲームは初めてだ。「しゃべる」というのは人が吹き込んだ音声を聞くというのではなく(人がしゃべるゲームは「パワプロ」シリーズや「ファイアーエムブレム暁の女神」「えいご漬け」など多数やっている)、コンピュータが読み上げるものだ。日産のクルマでメールを読み上げるなんてのがあって、ニッポン放送の三宅裕二の番組内で聞いてる限りはたどたどしくて聞き取りにくい印象があったから、正直どうなのよと思っていたが、驚いた。普通に読んでるじゃないの。そりゃ人がアクセントや文字に現れない発音パターンを入力してあるのだろうけれど、大したものだ。人じゃないなというのはわかるが、耳で聞いてすんなり内容が理解できるレベルには行っている。ひとつの単元が終わって次の単元を読み出すまでに、人間だったらひと呼吸おくところ、そのまま立て続けにしゃべるあたりはもうちょっと改良すべきかとは思うが、これはいいね。ゲームの説明でも「いっしょうけんめい読みますから」と書いてあったが、ホント、コンピュータが必死に内容を人にわかるようにしゃべっている感じが出ていて良かった。

本文は自分が高校時代に使っていたのがまさに山川の教科書だったから、高校時代を思い出すようだ。もちろん改訂されているから内容は当時と変わっているだろうが、どういう時代から進めていくかといった全体的な流れは昔のままだったから、「次はエジプトだな・・・」と想像しながらページをめくっていった。ただ、高校の授業でもテキストを読み進めていく時間は睡魔との闘いだった。眠くなるので一緒に声を出して読んだり、あるいは目を閉じちゃって耳だけで進めていくというのもありだ。途中でいつでも止められるし。好きなように使える。

言葉の注釈や、教科書内の挿絵や図なども収録されている。しかし「読み上げ」をやっている間は注釈や図を見ることが出来ないのは不便なとこだ。注釈も、本文中に①とか書いてあるだけなので「このページに注釈があったっけ?」と拾い読みするには不便さが残る。図も、DS画面では1枚にすると字が細かくて読めない。拡大すると全体がつかみにくいということで、ここらへんはDSだから仕方ないかと思ってしまう。「パソコンならいいのに」と思ってしまうが、パソコンじゃありきたりでこんなに話題になりはしない、そもそもナムコが作らないだろう。一番いいのは教科書を手元においてDSに読み上げさせるやり方かな?

「テスト」は主に記述と選択がある。記述の場合はタッチペンで下画面に字を書くと、それらしい候補文字がいくつか出るのでその中から自分が書いた字を選ぶ。そうすることによって「漢検DS」の時のように何回書いても意図した文字が出ないということはなくなる。ただ、実際の試験では「灌漑(かんがい)」という字の候補を示してはくれないわけだから、受験生は紙に書いての勉強もしないといかんだろうな。私のように、趣味で覚える、使うとしてもせいぜい「アタック25」で答えるのが目的、というのならゲームの勉強だけで十分だが。「漢検DS」と違い、1問答えるごとに正否判定をするのではない点と、問題を進めたり戻ったり出来るので実際の試験のようにあとから見直すことが出来る点が良い。

「ミニゲーム」もよい。私がやった初心者向けのミニゲームは、「3つの歴史的事項を古い順に並び替える」というのと「5つの歴史的事項が同時に出るので、そのうちわかる奴1つを選んでタッチペンでその西暦年を答える」というのと「歴史用語の1文字が空欄になっているので、その言葉の解説を元に足りない一文字を下の選択肢から選ぶ」という3種類があった。こちらは1問答えるごとに正否判定がなされ、正解が表示される。間違えると残りタイムが減っていったりする。何回もやれば一度やった問題にも出くわすわけで、多くやって覚えればハイスコアが出せるようになる。そしてそうすればおのずと多くの用語や年代をおぼえることが出来る仕掛けになっている。素晴らしい!正解の出ない「漢検DS」のミニゲームとは大違いだ!!同じ「学習ゲーム」でも、ゲームのノウハウが豊富な一流メーカーが作るとこうなるということだ。ロケットカンパニーさん、「歴検DS」とか、出さなくていいよ。

任天堂の「脳トレ」や「えいご漬け」シリーズ、さらに「漢検DS」でも、一番最初に「個人データ」を作るのだが、この「世界史トレーニング」には時計を合わせるだけで個人データの作成はなかった。「家族みんなでやる」という性格のものではないし、「受験生2人いるなら2本買え」ということなのだろう。

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2007年6月12日 (火)

次は10月頑張ろう

日曜日のことを書いていなかった。

6月10日。今年度第1回目の「漢字検定」が全国各地で行われた。私も初めての漢検を地元・静岡の会場で受験した。

まずは10時に「2級」の試験があった。試験を受けるなんてのは6年ほど前に「初級シスアド」を受けて以来だ。時間ギリギリなんてのはもってのほか、と張り切って会場に向かった。

といっても、実際は何とも晴れがましい気分ではなかった。十分やるべきことをやったというのなら、緊張感も楽しむことが出来ただろうが、やはり勉強開始があまりに遅すぎた。というか準備が早かった分、本格的に取り掛かるのはもうちょっと後でもいいと思っていたら試験日が来てしまったというか。とにかく前の日も、点数を獲るためというよりも焦る自分を落ち着かせるために、ひたすら問題集の熟語を書き写すという作業を2時までやっていた。

午前10時、2級の試験が始まった。2級の問題は勝手が全てわかっていたので何ら戸惑うことなく完了した。後でいくつか間違えていることに気づいたが、「今年から合格基準は95%です」と言うようなことでもない限り落ちることはないだろう。「漢検DS」に大大大感謝である。

自分でやる必要はなくなったから、親に「漢検DS」をすすめたが、このゲームって、登録して最初は「10級」からしか受けられないんだよな。このゲームの対象の大半が「いい大人」であることを考えると、「花がさいていました」みたいな漢字の読みを延々やらされるというのは、どう考えても間違っている。このへん、前にも書いたけれど、ゲーム開発者がお粗末で、「文字認識ソフトの導入」「漢字検定の公認」といったお膳立てをしてもらっておきながら「ゲームとして成立」させる点であまりに稚拙な造りをしてしまったものだ。それだけに、「改訂版・漢検DS」を作って欲しいと思っていたのだが、そんな予定はないらしい。というかその後、雨後の筍のように漢字学習ソフトが市場に氾濫してしまい、改めて同じメーカーで出す意義も薄れてしまった。

11時に試験が終わる。答案を回収するとすぐに「標準解答」が配られるのには驚いた。そんなことされちゃ、結果が発表されるという40日後までの間、ドキドキ楽しめないじゃないか!ということで標準解答は目を通すことなくかばんにしまい込んだ。私の場合、今日の試験はまだ終わってないのだから、ここでいちいち振り返っていられないというのもあった。

まだお腹がすいてはいないが、先週は空腹で出かけたために帰りに嘔吐するまで体調を悪化させたことがあったので、ちゃんと食べねばならない。普段外食などほとんどしない、まして初めてのお店に入るのには尻込みしてしまう性格だが、会場のすぐ近くに喫茶店があったのでランチメニューを注文。試験会場は短期大学の建物で、喫茶店のおばさんは日曜日に人が多いわけを聞いてきた。漢字検定だと教えると納得した様子だった。どうも1日大勢の人が訪れるらしい。朝1つ目の試験だけしか見てないが、この時点ではそんなに人は多くはなかった。

準1級の試験は15:30開始である。3時間もあるので歩いて5分ぐらいのところにある護国神社に立ち寄った。戦争で犠牲になった静岡県ゆかりの7万6千柱あまりの先人の霊が祀られている。今日、平和を享受し漢字検定などにうつつを抜かしていられるのも、先人の犠牲なしにはあり得まい。参拝の後、敷地の池のほとりで漢字書き取りの続きだ。

朝は空も明るさを失うほどの雨であったが、2級の試験を受けてる間に雨は上がり、青空は広がり、濡れることを考えて冬っぽい服装で出てきた私はずいぶん暑い思いをした。おまけに池のほとりで蚊には刺され放題。それでも何かやらなきゃいけないと言う焦りから、漢字の書き取りを続けざるを得なかった。屋外で膝の上にノートとテキストを置いてやるもんだから、はかどりはしない。四字熟語なんかをやっていたが、ろくに頭に入ってもいなかったようだ。

会場に戻ったら、朝とは比べ物にならない人の流れに出くわした。準1級の前には複数の教室で5級、4級、3級といった試験が行われていたようだ。小・中・高校生が大勢会場から出て行くところだった。事務の仕事をしているであろう女性や、子供が受けるなら父親としていいとこ見せておこうと思ったのか、親子で受験票を持っている人もいた。全国のありとあらゆる会場で、自分の目標とする級の合格目指して、おのおの努力をしていたのだろう。「250万人」というキャッチコピーは伊達ではないなと感じた。

午後4時30分、初めて受けた準1級の試験が終わった。試合に負けたプロ野球ファンのような心境だ。それも惨敗とか、ド派手な逆転サヨナラ負けではない。貧打戦でゼロが続き、終盤に内野ゴロかなんの合間に1点入って、気づいたらゲームセット、というような、敗北を受け入れるが難しい、そんな気分であった。

過去の問題にあった、誰も知らないような四字熟語や、「洋銀と書いてニッケルと読む」ような人を小ばかにしたような当て字、「書き換えが認められている漢字」といった問題はでてなかった。「惣菜を総菜に書き換えていい」って言われても、「惣菜」で通じるから書き換えなくていいよ(というか「総菜」という言葉は初めて知ったよ)。このへんは出題傾向が変わったのだろうか。1度しか受けてなくて、しかも全体の50%ぐらいしか解けなかった自分が言うのもなんだが、きちんと勉強したり、身の回りにある言葉を意識して読み書きできるようにしている人が合格するような問題になっていたように感じる。だから全く歯が立たなくて打ちのめされるというわけではなかった。それだけにせめてもう2週間早く始めていればと悔やまれたものである。

次の試験は10月28日(日)で、受付開始は7月1日から。いちおう、今回受けた試験の結果が40日後だというから(どうせ結果はわかっているが)、それを待ってエントリーだ。次は準1級再戦と、1級初挑戦だ。待ってろ、次こそは後悔せずに臨んでやる。

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2007年6月 8日 (金)

いよいよ受験日

小さい頃からそうだった。

夏休みの宿題は、8月も下旬になって慌てて始める有様だった。きちんと計画的にやっていくことが出来る人にとっては、このような状態になる人間の思考パターンを理解できないということらしいが、そういう人間はいくつになってもダメなものだ。

平成19年度第1回の漢字検定が6月10日の日曜日、全国一斉に行われる。

私はかなり早くにエントリーを済ませた。言ってみれば昨年の10月に「漢検DS」を買って、「漢字検定を受ける」という具体的な目標を持ったものの、その時受けることが出来た受験を逃してしまった為に、悔しい思いをし、「次は出来るだけ早く受けてやる」と受付開始日を待ち構えていた。そして問題集も早くに買って、いよいよ勉強するんだという気になったのが4月のこと。

自分の持って生まれた性格なのだが、気持ちが長続きしない。学生時代の夏休みの宿題もそうだ。「今年こそは後で苦しむのはやめよう」と、最初の数日は結構快調に進めていくんだ。しかし算数の計算が面倒くさかったり、すらすら解けてた問題がだんだん難しくなって時間がかかるようになると飽きてしまい、またしても取り返しの付かない事態になっているものだ。今回も「30日でマスター」できる問題集の「第8日」あたりで止まっていた。ラスト1週間で「やばい」と思い(と言っても日曜日は映画観に一日ドライブだったので翌日から)慌てて再開したが準備不足は明らか。こうなりゃ開き直って「今回は勝手を知るための受験だ」と思って望むしかない。国文科卒業の人間はどこまで通用するのか。

こんなことを受験の直前に書くなんて、先に落ちた時の言い訳を書いてるようなものだな。2級の方は意地でも受からなきゃまずいな。

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2007年5月30日 (水)

全然勉強やってない!

光陰矢の如し。

月日は白代の過客にして、行き交う年もまた旅人なり。

あれだけ、やろうやろうと思っていた漢字検定の勉強もろくすっぽやらないうちに、試験まで10日余りとなってしまった。試験は6月10日の日曜日だ。

今日は「漢検2級」と「漢検準1級」の受験票が家に届いていた。この受験地がどこになるか。静岡と希望を出していたけれど、人数の関係で浜松や名古屋とかだったら嫌だなと思っていたところだったが、希望通り静岡市内、電車で行ける場所でひと安心だった。

「2級」に関しては数日に1回は「漢検DS」で検定を受検している。熟語の読み書きに関しては、見慣れた問題ならほぼ10割で正解できるようになっている。何回か連続して受けることでそのレベルまで戻ってきた。ただ、それはあくまでゲームの中の話。「この字のこの部分って、白だっけ、自だっけ?」とかあやふやな場合でもDSでは実際にある字を自動的に拾い出してくれる。実際の試験ではそんなことはない。棒1本余計でも不正解だ。その辺はどれくらい記憶が曖昧な字が出るかは、受けてみないとわからない。

問題は「準1級」だ。問題集を数回やり進めるうちに、「こういう普段使われない熟語って、どこに出てくるんだろう」と思い、悩んでいた。意味はともかく用例が乏しいので憶えられないのだ。落語でもそうだが、私は意味の理解できないものを丸暗記するのはものすごく苦手だ。という訳で、一度問題を解いて、出た熟語をノートに書いて、という作業を繰り返したものの、「自分の知識になった」という実感がない。という訳で、学習意欲がいまいち沸かなくて問題集からも遠のいてしまった。

で、何やっているかと言うと、昔読んだよなと思い出した「芥川龍之介」の短編集の文庫本を1冊引っ張り出して読んでみると、出るわ出るわ。「準1級」や「1級」に出てきそうな熟語のオンパレードだ。「こういう文中に出てきた熟語が問題に出てきたら、頭の中の記憶に引っかかって解けるかもしれないな」とまあ、ずいぶん効率の悪い学習に従事していたもんだ。しかし日数も迫ってきたことだし、呑気なことも言ってられないので、問題集を再開することにしよう。

受けると書いてしまった以上、何らかの結果を得なければいけない。自らにプレッシャーを掛け続けてあと10日余りを乗り切るしかない。

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2007年4月10日 (火)

はがきを送るべし

Syasin

先日、インターネット上から漢字検定の受検を申し込み、ローソンで受験料を支払ったところ、日本漢字検定協会から往復はがきが届いた。あらかじめ入力した住所・氏名がプリントされているので間違いがないか確認し、さらに写真を貼って1週間以内に返信せよとある。今はデジカメですぐに顔写真が撮れるからこういう時に苦労しないで済む。そういえばもう今は街中に顔写真を撮影するボックスもなくなっているだろうなぁ。

写真を撮影し、プリントアウトしようとしたら色がおかしい。Canon製のプリンタの「イエロー」インクがなぜか緑色に変色してしまっている。誰かシアンのインクを挿す場所にイエロー挿したか?それとも時間が経つと変色するものなのか(おそらく1年以上交換していない)。仕方がないのでインクも買ってきてようやく今日、写真を印刷することができた。明日の朝投函してちょうど1週間。まさか到着がオーバーしたので受験資格剥奪なんてことはないよな。

このところテキスト(問題集)を順番に解いているが、まだ「読み」で正解率70~80%のあたりをさまよっている。読みで点数を稼いで、「書き取り」で厳しくとられてもトータルで8割以上正解、というのがとうめんの目標だから、6月10日の受験日までに、「読み」は100%に近づけていかねばなるまい。そしてまだ挑戦していない「書き取り」はどんな問題が出るのだろうか?「読み」で出てくる漢字を「書け」って言われても、現時点では3割も書けないぞ。「書き取りは読みで出題されるほど難しくはない」と書いてあったけれど、十分に不安だ。

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2007年4月 3日 (火)

惨敗

漢字検定「1級・準1級」の本を買ってきた。ついでにノートも買って、いよいよ取り掛かることにした。まずは準1級の「模擬テスト」を、何の予習もなしで挑戦してみる。

難しい。漢字の読みは見た目そんなに難しい字じゃないのだが読みがわからない。例えば「強か」。問題文は「酒を強かに飲む」とある。いろいろ文脈に合う言葉を思い浮かべるが合いそうなものが出てこない。(正解は「したた」か。)書く方は、見たことがあって形は何となくわかるんだけれど実際に自分で書いたことがないために書けない字が多い。もともと全く見たことのない字を書かせる問題は少ないのだろう。「斡旋」の「斡」の字などはこの言葉以外で見たことがない。結局正確な字を覚えてなかったので「幹」を書いてしまった。最近はいかに字を「書いて」いないかを痛感させられる。よく使われる字である「儲け」が書けなかった時は愕然とした。

「漢検DS」の「2級」検定問題で毎日180点以上(200点満点)を出して「腕の骨折でもしない限り落ちることはないだろう」と高をくくっていたが、そんな知識は「準1級」では全く役に立たないことがわかった。結局予習なしで挑んだ模擬テストは200点満点中86点だった。

これを試験の日までに合格するレベルまで持っていかなければならない。当然ここで出た問題を100%にするのはもちろんだが、これ以外の「模擬テスト」でもコンスタントに8割、いや未知の問題に出くわす可能性もあるから、本の中からは9割、を常に取れるようにしていかないといけない。

しかしこういう勉強というのは本当に久しぶりでワクワクする。他でもない、我々が日常使う日本語の記述を学習することなのだから、単なる「知識」に終わる筈がない。これから2ヶ月間、楽しみながら学習していきたい。勉強していくうちに、「この言葉、暁の女神で○○が言ってた」といった発見もあるかもしれない。

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2007年3月31日 (土)

ノートが、ない

先日表明したように、漢字検定を受けることにした。一時は「ファイアーエムブレム暁の女神」をクリアしたら勉強に取り掛かるとしていたが、第1回の検定日である6月10日まで、もう2ヶ月あまりしかない。ということで3月30日から漢検の勉強に取り掛かった。

まずは本屋で漢検に関する本を探す。やっぱりあった。英検や語学に関する書籍の隣にあった。中には「200万人の漢検」のロゴが入った「漢検漢字辞典」なんてのもあった。確かに、検定やって、書籍も出せば儲かるだろうな。上手い商売やってるよ。

落ちた時に黙ってりゃいいやと思って、受ける級のことは書いていなかったが、どうせ全てブログのネタになるんだ。先に書いてしまおう。私が6月に受けるのは「2級」と「準1級」の2つだ。もう2つ分の受験料(合計8500円也)を払ってしまっている。書籍を読んでみると、「2級」と「準1級(と1級)」はまったく別の試験範囲だと考えるべきである。「準1級」の範囲は常用漢字3000字だとされているが、ほとんどは2級までに出ないような難しい1000字から大半の問題が出題されるんだそうだ。そこで「準1級」の方はこの日買った書籍で、「2級」の方は、「漢検DS」を復習して備えることにした。ゲームの方は1日30分程度だから、「暁の女神」が終わってなくてもやらなければならないだろう。

で、「漢検DS」もただやっていてはいけない。ちゃんと目的意識を持ってやらなければならないということで、間違えた問題、当てずっぽうで答えたら正解したけれど実際は知らなかった熟語などはノートに書き留めておくようにしなければならない。と思ってページのあまっているノートを探したら、ない。そうか、就職支援講座でシスアド初級とHTMLの勉強をして以来、6年ほどそんなものとは無縁の生活を送っていたからな。この日はメモにとることにしたが2級60分・準2級60分だけで20個ぐらい書くことがあった。明日にはノート買ってこよっと。

そういえば今やっているゲーム「ファイアーエムブレム暁の女神」は、よっぽど私のような漢検マニアがスタッフにいるのか、やたら難しい言い回しの言葉がよく出てくる。ゲーム本来のシミュレーション部分にはまったく関係ないのだが、ストーリー部分で多くの熟語が、振り仮名なく語られる。ゲーム内容のチュートリアルの他に、キャラクターの喋ったセリフの注釈をつけてもらいたいぐらいだ。(パワプロのサクセスモードにはついていたな…。)

そもそもゲームにおける難しい言葉の歴史はいつから始まったのだろうか。ファミコン時代、メッセージに漢字が登場することはほとんどなかった。「ドラゴンクエスト」の『かいしんのいちげき』が『会心の一撃』であることはずいぶんと後になって知った。そういや『会心』という言葉は最後まで学校で習わなかったな。「ドラゴンクエストII」から登場した『つうこんのいちげき』は当時は本当に『IIコントローラ』で出されるもんだと思ったりした。(正しくは『痛恨の一撃』)。ここら辺の言葉遣いは野球中継に由来するんだろうか?ちなみにドラゴンクエストで一番最初に登場した漢字は「力(りょく)」であるが、これはカタカナの『カ』をそのまま読ませているのである。使用できる文字に制限があった時代の涙ぐましい工夫であった。ゲーム画面には登場しないが、「ドラゴンクエスト」の取扱説明書には『古しえ(いにしえ)』という言葉が出てきたり、「ドラゴンクエストII」の説明書には『ザラキ(中略)血液を凝固(ぎょうこ)し・・・』など当時の年齢には不釣り合いな難しい言葉をゲームを通じて知ったものだ。私がゲーム画面上で初めて出くわした難しい字は、シリーズで初めて漢字入りのメッセージが採用された「ドラゴンクエストV」で、ラスボス「ミルドラース」が襲い掛かってくる直前に放つセリフの中に含まれる『所以(ゆえん)』という言葉だった。その時から、「強大な者はセリフの中で難解な漢字を使って権威を保とうとする」という法則が生まれた。「ファイアーエムブレム暁の女神」では主に元老院議員や各国の王族など、権威ある者のセリフに難解な語句がよく登場する。・・・しかし残念ながら具体例がひとつも思い浮かばない。こんどはキャラのセリフの中の難しい語句もノートに取りながら進めるとするか。(果たして漢検の役に立つだろうか…。)

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2007年3月29日 (木)

挑戦

久々に「試験」を受けてみようと思い立った。2000年にフリーターになった時、失業保険を貰いながら受けた就職支援講座で、「せっかく習ったんだから」と挑戦した「シスアド(システムアドミニストレータ)初級」以来である。大学入試を最後に、試験を受けてドキドキ結果を待つという経験を忘れていた。(大学に入ってからの試験は、やっていれば受かるしやってなければ落ちるというもので、結果を待つドキドキ感はほとんど皆無であった。)

そう、昨年ゲームを買って興味を持っていた「漢字検定」である。

今までも「いつかは受けよう」と思っていながら実行に移すことが出来なかった。今回は思い立ったが吉日と、ネット上で申し込みをしてローソンで受験料も支払って来た。

決戦は6月10日日曜日と決まった。

具体的には、4月の早いうちに「ファイアーエムブレム暁の女神」をクリアする。(まずはゲームかよ!)そしたら「漢検DS」を再びプレイする。2級の検定問題だけでなく準2級、3級などもプレイして出来るだけ広範囲の漢字をカバーする。本屋に行けば昨今のブームを受けて漢字に関する本もたぶんたくさん置いてあるだろう。それらも出来ることならやってみよう。

漢検のホームページを見ていたら、お馴染みだった「200万人の漢検」というロゴがいつの間にか「250万人の漢検」に変わっていた。改めてブームの大きさを感じると共に、そんなブームに見事に貢献した「漢検DS」をいちはやく買ってて良かったと思う次第である。

しかし出来ることなら「ロケットカンパニー」(漢検DSを作ったメーカー)から「準1・1級」を網羅した続編が出るのを期待していたのだが、この会社が今出しているのは「英検DS」そして「歴検DS」であり、漢検の続編の予定は今のところないようだ。まあ、「とことん漢字脳」以降、漢字を学習するソフトは雨後の筍のようにわんさか出ているし。

「歴検DS」(2007年4月発売予定)も、面白そうだな。あと、「アタック25」の最後の映像問題の為に「ご当地検定」のソフトもやっておきたいな。(今のところ、番組出場はおろか、予選の案内すら来ちゃいないが…。)

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