クライマックス/ポストシーズン
プロ野球セリーグ、クライマックスシリーズ第1ステージで、中日が阪神を2勝1敗で降して、巨人との第2ステージに進出した。
いよいよ私のもくろみどおりになった。
私はこれまでこのブログでさんざん述べているように、「クライマックスシリーズなんてやめちまえ」派である。弱きものの代表であるヤクルトスワローズファン歴20数年の私だが、1位になれないチームにも日本シリーズ出場のチャンスがあるというこの制度を嬉しいとは思わない。ちょうど、今日のお昼にリーグ優勝を決めた大リーグ、アリーグのレイズのように、弱小球団でも1位になって堂々とワールドシリーズに出場する事ができるのだ。
高校野球の甲子園で優勝するのとは訳が違う。ある程度の水準以上の選手だけで構成され、支配下登録選手の人数制限はどこも同じという条件の、たった6チームの中で1番になればいいのである。「どうせ1位になれないんだから短期決戦で勝てばいい」なんて気を起こさずに、努力すればどうにでもなる話だ。4000校の頂点を目指すよりははるかに楽で実現可能性もある。有力選手が特定の球団に偏る傾向が今後続いても、いま弱小チームであるチームがペナントレース1位になることは可能である。今年のレイズのように。
大リーグのプレーオフは長い歴史の上に成り立っただけに実に理にかなったシステムである。各リーグには東地区・中地区・西地区があり、それぞれの1位チームがまず出場する。しかしこの各地区のチーム数は一定でなく、入れ替えなども基本的にはない。交流戦や地区を越えた対戦もあるので、地区内の順位が必ずしも当該チーム同士の強さ順になっているとは限らない。そこで2位の中で最も勝率の高いチームがワイルドカードとしてプレーオフに出場する。そんな4チームは対等のトーナメント表の中に組み込まれる。どのチームもほぼ同じ頃にペナントレースを終了し、対等のトーナメントだから試合待ちのチームというのも出てこない。「先に○勝したほうが勝ち」というシステムは○の数字が大きければ大きいほど真に強いほうが進出する確率が高くなる。1回戦は3勝、2回戦は4勝先取とかなりの日数をかけて慎重に進出チームを決定する。
今年1年間、セントラルリーグを驚異的な勝率で席巻し、最後の最後に調子を落として2位に甘んじた阪神が、巨人とのリベンジマッチをする前に姿を消した。阪神ファンならずとも、残念な話であろう。私も残念だ。それじゃ今年1年間なんのために144試合もかけてペナンとレースを行ったの?ということになる。もちろん、巨人が第2ステージを勝てばいいのだけれど、万が一(去年もこのチームに負けてるわけだから、千が一、百が一ぐらいか?)中日が日本シリーズ出場となったらどうなっちゃうんだ?また、パリーグものびのび野球で圧倒的な破壊力を見せた1位の西武と、元々いい選手が揃ってはいたが監督が変わってこうもチームが変わるものかというのをみせてくれた2位のオリックスいずれも日本シリーズに出ないとなったら、どうなるよ。
3位同士の日本シリーズだってありえない話ではない。ルールと言うのは戦いを始める前に決めておかなきゃならないから、「今年のペナントは1位と2位のチームが目立って、3位以下はぱっとしなかったから、クライマックスは1位と2位だけでやろう」という訳にはいかないから仕方がないところではある。で、「第1ステージを4試合制にして2位のチームに1勝のアドバンテージをつけよう」とかいうと「それは今年の中日がむかつくからそういう提案をするんだろう」と反論され「じゃあクライマックスシリーズなんてやめちまえ」となってくれりゃあいいと思っているのである。元々、合併問題などでプロ野球機構・球団側がファンに対してペナントレースを盛り上げる為にとアイデアをひねり出して生まれたのがパリーグのプレーオフだった。しかし、上位に大きく離された下位チームが日本シリーズに出ることの危険を考えた時、この制度は早くに廃止すべきではないだろうか。
無駄だったとは思わない。ただ、役割を終える日が近く来るべきなんじゃないかと思っている。
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