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2007年12月31日 (月)

毎日更新2007

2007年の目標として「1日に1本更新」を掲げ1年が経った。2006年12月31日に、これから行われる「紅白歌合戦」の事をあれこれ書いて、よし毎日書こうと決意表明したのであった。

当初から「2日に2本更新」のペースでやっていこうと決めていた。ある日の午後11時に1本書いて、翌0時を過ぎてからもう1本を更新する方法である。1回「保存」ボタンを押すとその時間が「記事の公開時刻」になるので、11時台に書き始めて「保存」を押し、その時刻を記した後で日付をまたいで1本目の記事を書き、2本目は1時頃に書きあがるというパターンが多かった。そして今、どうにかこうして今年365日目(昨年の大晦日からだから連続366日目)の更新をするに至った(記事は1日2本書いた日も何度かあった)。

今までの人生で、継続して何かをやっていこうと言うのがとことん苦手だった私。よく小中学校で「皆勤賞」をもらう子供がいたものだが、私などは1年のうち何回かは風邪で学校を休むのが当たり前だったため、こういう継続するものとは無縁だと思っていた。12年の学生生活で1回か2回は欠席0の年があったと記憶しているが、せいぜいそれぐらいであった。「毎日日記を書こう」「毎日外を走ろう」と心に決めても数日間で挫折してしまった私が、変則的な形とはいえ、こうして毎日ブログを更新できるとは1年前には思ってもいなかった。

その代わり「代償」もないわけではなかった。ブログは更新するものの、それまでのライフワークであった、「愛知大学落語研究会扇頁(ファンページ)」の更新は滞りがちだ。と言っても今までもかなりほったらかしではあったが・・・。あと、ゲームをやる時間が減ったな、とは実感する。1年で買ったゲームは「Wii」と「DS」で10本ぐらいだったが、1ヶ月以上にわたってプレイし続けたのは「ファイアーエムブレム暁の女神」と「パワフルプロ野球Wii」の2本だったか。

とりあえず2008年も今年と同じように1日1本更新を目指したいとは思うが、とりあえずその形式にはこだわらず、長く続けていければOKと思っている。ただ「toto予想」は毎週書かなければならないなとは思っている。何しろ「toto」は「特殊法人改革」のやり玉に挙げられて2009年中の見直しが決まったところであるだけに、我々は「toto」の存続のために戦っていかなければならない。

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2007年12月30日 (日)

天皇杯と高校サッカー

昨日、静岡スタジアムエコパで天皇杯準決勝、G大阪-広島が行われた。私は電車に乗っていて試合を見ていなかったが、ちょうど試合が終わった頃で、広島のレプリカユニフォームを着たサポーターが3人ほど、電車に乗り込んできた。あまり浮かれている様子ではなかったので負けたと思っていたが、翌日の新聞で広島が勝ったことを知りちょっと驚いた。それにしても広島のサポーターは熱心だ。数はそれほどではないかもしれないが、静岡まではるばる応援に来てくれるとは。昨年磐田での広島戦を見にいったが、携帯で「これから飛行機で帰るわ」といった会話を耳にして、「ホント熱心に応援しているんだ」としみじみ思ったものである。きっと、決勝戦の追加発売をゲットして、正月も国立に向かうのだろう。

リーグ戦西の雄・G大阪と来季降格チームの対決であるから、順当に行けばG大阪が東の雄・鹿島と決勝戦を戦うと思っていたが、勢いというものは凄まじい。しかし、天皇杯は短期決戦、しかも秋から年末にかけての試合であり、最初はリーグ戦との兼ね合いの中でこの大会にウェイトを置いていないチームはあっさり敗れるし、その後はリーグ戦で燃え尽きちゃったチームが敗退していく。だからリーグ戦でやり残したことのある広島はどうにか2007年のJリーグに何か残さなければという気持ちで戦っている。一方の鹿島はリーグ戦終盤の勢いそのままに不敗神話を続けている。ナビスコ杯で負けて以降、ずっと公式戦連勝を続けているという事だよね。「J2降格チームの意地」が注目されがちな今回の決勝カードであるが、こちらの勢いもすごいものがある。

いちおう東西対決になったし、今季のJリーグチャンピオンが登場する。相手がG大阪の方がお正月のイベントとしては豪華だったかもしれないが、優勝に手が届かずリーグ戦終盤はまったく注目を浴びなかったG大阪よりは広島の方が注目を集めるチームだし、面白い試合になりそうだと思う。

年末年始のサッカーのもう1つのお楽しみは全国高校サッカー選手権。我らが静岡県は古くから「サッカー王国」と言われ、幅広い世代の人が高校サッカーに関心を持っている。高校野球は多くの県で幅広い世代の人が関心を持っているだろうが、静岡の場合は断然サッカーである。そして、今年の出場チームは私の母校、藤枝東高校である。今年のJリーグ浦和の山田・長谷部といった選手も卒業生である。

余談だが、藤枝東で一番有名な選手、ゴン中山は学校のある藤枝市のお隣、岡部町の出身であるが、来年の春に合併して藤枝市になるので、晴れて中山は「藤枝出身」となる。

この伝統あるチームがどこまで勝ち上がれるか。例年1回戦、2回戦ぐらいは行くけれどその後で負けることが多い。初戦は31日、相手は香川西だ。負けたら終わりの一発勝負だから、「優勝目指せ」とか言っていながら2007年のうちに終わってしまうという事もあり得るわけで気が抜けない。

明日、あさってと、紫色のチームを応援したいと思う。

本当はもうひとつ注目する試合があって、天皇杯と同じ日同じ会場で決勝戦が行われる女子サッカーの選手権があるのだが、こちらはテレビ中継がないので結果を耳にするだけになってしまうのが残念だ。今年の決勝は例年と同じくTASAKI対日テレである。この2チームだけでなでしこジャパンのメンバーの半分以上が集結してしまうのだから、そろそろ教育テレビあたりで中継して欲しいとおもうのだが(今年はアニメMAJORの再放送だとよ…)。清水か磐田が天皇杯の決勝に進出したらチケット取って行ってみようと思ったんだが、早々に負けてしまったので今年もテレビ観戦オンリーになってしまった。

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2007年12月29日 (土)

そういえば心配

プロスポーツの世界において、能力の高い選手が裕福なチームに集結していくという流れは止められそうにない。資本主義的な考え方に基けば、それも自然の摂理であって、逆に「リーグなんだから実力は均衡が保たれなくてはいけない」という考えの方が不自然であるのかもしれない。

かねてからささやかれていたことであるが、浦和レッズの補強の動きが止まらない。大分の若き日本代表候補・梅崎を獲得したかと思えば、新潟の頼れるFWエジミウソンの獲得も発表。こちらはこないだの試合を最後に退団したワシントンの代わりを期待されているという事か。さらにオーストリーで居場所を失った三都主の浦和復帰も確実という状況になっている。昨オフもずいぶんいっぱい獲るなあと思っていたが、今オフはさらにそれを凌ぐペースで選手の獲得が発表されている。

このオフ精力的に他チームの選手獲得にもえていたのがプロ野球の巨人だ。国内で実績のある外国人を立て続けに3人も獲得した。財政状況が相当潤っていなければ出来ない補強だ。

巨人と浦和の共通点、それは今年1つのタイトルを手にし、1つのタイトルを逃していることだ。巨人はセ・リーグ優勝を決めておきながら、短期決戦のクライマックスシリーズで2位中日に1勝も出来ずに3連敗で日本シリーズ出場を果たせなかった。浦和も、アジア王者という偉業を達成したのは良かったが、その後終盤を迎えた国内リーグ戦で失速。最後は「勝ちさえすれば優勝」という試合で敗れて、最後の最後にリーグ王者のタイトルを逃した。プロ野球で「リーグ戦だけで日本シリーズが決まる方式だったら」、Jリーグで「アジアの試合がなく全チーム同じ条件だったら」、そういう仮定ならば間違いなく浦和・巨人がナンバーワンであったはずだ。

どちらもすさまじい補強である。しかし、巨人については補強に各方面から疑問が投げられているようだ。特に言われているのがラミレス。チームの勝利に貢献する打撃に不安定要因が多いという。選球眼が悪く、長距離砲にしては極端に四球が少ないとか、精神面で繊細でヤジに耐えられないのではとか、何より守備が下手で、その分センターの守備範囲がレフト寄りになり、ライトを含めた外野陣全体に影響があるといわれている。ラミレスの加入で得点が1点増えても、守備が悪くて2点余分に取られるとしたらトータルで勝利に貢献しないなんてことになりかねない。スワローズファンの私としては、ヤクルト戦以外ではばこばこ打って欲しいとは思っているんだが。

巨人の補強には批判が多いのだが、浦和の補強はどうなんだろう。むろん、今年はACL優勝し、リーグ戦もあと一歩で優勝するところまで行ったのだから、方針は間違っていなかったのだろうが、厳しい日程に対処していく「ターンオーバー」の為に、また、誰かが怪我をしてもチームとして同等のパフォーマンスが出来るようにと、試合の人数以上に戦力を保有するという事になるのだろう。今年のワシントンのように、不満を訴えたりすることは起こりえるのではないかと思ってしまう。

「世の中、何が正しいのか」2008年のスポーツシーンは、そんなことを私達に投げかけてくるのかもしれない、なんて思ってみた。

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2007年12月28日 (金)

世界一奇妙なクイズ

年末になるとレギュラー番組がなくなってしまってつまらないと思うのだが、ごくたまにそんな中に「これはっ」と思う番組があったりする。

昨晩テレビ朝日で放送された1時間番組「世界一奇妙なクイズ」。この番組の前に放送されたという「世界一キモいクイズ」なる番組は存在すら知らなかったが、新聞のテレビ欄に引かれて見てしまった。

それぞれの分野の「ヲタ」を自認するゲストがクイズ形式でトークを繰り広げていくというものであるが、クイズはそれほどメインではない。正解数が多いからどうという事は特になさそうな感じである。とにかく、VTRとトークがメインになっている。

よゐこ有野課長のことはよく知らない、というか「ゲームセンターCX」という番組もまったく見たことないので彼がどれほどディープなゲーム「ヲタ」であるかはよく知らないが、「高橋名人」の映画は懐かしかった。小さい頃から親に連れられて観た映画以外はほとんど自分の意志で映画を見ることはない(自分だけの意志で観た映画は生涯で今年の「しゃべれどもしゃべれども」だけだったと言ってもいい)私であるが、「高橋名人VS毛利名人」の映画は小学校当時の友人と見にいった。2本立てで、1本目はゲームが好きでゲームを作る人たちのドラマを描いたアニメ映画で、2本目がメインの「高橋名人対毛利名人」のスターソルジャー対決だった。確か毛利名人の方が3本とって「勝利」したのだったが、合計スコアでは高橋名人の方が高かった-というような結末だったと記憶している。そして映画の中で一番ハッキリ覚えているカットが、この番組でも問題になっていた「16連射で○○○を破壊する」シーンだった。もう放送された後だから「スイカ」って書いても問題ないのだが。

この番組で一番感動したのは「こまつ」さんのキーボード演奏!「ドラクエIII」の戦闘シーン最高!もっとも私はつい数年前までファミコン(ニューファミコンではあるが)でドラクエIIIなどをやっていたから何十年ぶりに聞いたという感動ではないのだが、ゲーム音楽を完璧(かどうかは知らないが、少なくとも記憶の中の音楽は完全にこの音である)に弾きこなしているのに感動した。音楽室のピアノの前でドラクエのフィールドの音楽を一音ずつ探して鳴らしていた頃を思い出した。ピアノの素養などまったくないので、主旋律をたどたどしく鳴らすのが精一杯だった私。ファミコンの音源は3音であるが、ドラクエIIIの音楽は人の手で再現できるとは思ってもいなかった。コマンド入力の「ピピッ」という音も入っていて、敵を倒してレベルアップして、…喜んでコントローラーを引っ張ったりなんかしてその拍子にゲームが止まるような経験まで再現してくれるものだから涙モノであった。しかし間髪入れずにしょこたんが「ドラクエV出来ますか?」と聞いたあたりはジェネレーションギャップを感じた瞬間だった。しょこたんはスーファミ世代だからな。私だったら、「その後、冒険の書が消えるところ」をリクエストするね。「グラディウス1面クリア」も感動した。最初の音楽が流れ、背景が変わるあたりで最初の音楽がフェイドアウトしてそのステージのメインテーマが流れ、またそのメインテーマがフェイドアウトすると、スクロールが止まって火山が爆発、そしてボス「コア」との戦闘に突入する。流れが完璧だったが、その場にいた出演者はほとんど全員その画までは浮かんでいなかったようだったのがまた笑えた。

テレビ朝日のホームページを見にいったら、この続きは1月16日(水)の深夜に放送されるという。今回出演していたのにメインの出番がなかった勝俣(プロレスヲタ)、岡田ひかり(高校野球ヲタ)などがメインになるのだろうか。楽しみな番組が増えた。が、人気が出てゴールデンとかになると番組の良さはなくなってしまうだろうから、細々と、忘れた頃に放送されるというスタイルで続けてほしい。

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2007年12月27日 (木)

2009年Vに向かって

「来年のことを言うと鬼が笑う」というが、再来年のことを見据えて書いている。

25日にヤクルトスワローズは韓国プロ野球で2007年MVPに輝いたリオス投手の入団を発表した。韓国球界といえば、林昌勇投手の入団があったばかりであるから、韓国球界のエース級ピッチャーを2人も有することになった。イ・スンヨプ選手が巨人に入団してから韓国国内で巨人の試合が中継されるようになったというが、スワローズも韓国内で中継されたり、結果を毎日ニュースで流したりするんだろうか。我々がメジャーの日本人選手をチェックするように。

それにしても、ドラフトで7人もの選手を獲得し(さらに1人の育成選手もいる)、トライアウト(戦力外になった選手)から2人も獲得したり、石井一の補償で金銭でなく選手を獲ったりしているのに「まだ獲るんかい」と思ってしまった。まあ、実績ある外国人を4人も保有しておきながらまだ外国人選手を獲って失敗しそうな巨人に比べれば全然問題ないが。

数えてみたところ、2007年のスワローズの支配下選手が68人。退団や戦力外、引退でこのうち13人がチームを去った。リオス投手の加入で今オフの新入団選手は12人(当サイト調べなのでもしかしたら間違ってるかもしれないが)。支配下選手は67人か。育成枠選手の支配下登録の可能性を残し、シーズン中にウィークポイントの補強をしたりすることを考えると、これぐらいで来季のスタートの陣容は固まったと言えるのではないだろうか。

こないだどっかでチラッと読んだが、監督が宮本選手にサードへのコンバートを希望しているらしい。セカンドに田中という若い選手が定着しつつあり、ショートにも若い選手を起用することによって、中日の荒木・井端選手のような次世代の二遊間を築きたい考えのようだ。長年「ポスト宮本」「ポスト土橋」が定着しなかったところであるが、強いチームになるためにはショートのレギュラーに就く選手の台頭は欠かせない。2009年のVを見据えるならば、来年はいろんな選手をショートで試していくことになるのだろうか。そして1人のレギュラーが決まれば、それは輝かしいスワローズの時代の到来を意味することになる。が、それは同時に今まで「ポスト宮本候補」と呼ばれてきた多くの選手達の淘汰をも意味する。

今年はずいぶんと選手が入れ替わった印象があるが、次のオフにこそ大きな入れ代わりがあるのかもしれない。

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2007年12月26日 (水)

あと6回

2007年も今日を含めてあと6日。このブログも毎日1つ以上の記事を書き続けてきて今日で360日目だが、ここに来てネタ枯れの危機。ということでこの日発表された紅白歌合戦の審査員と演出について。

まず審査員。確かに今年の顔というべき10人のゲスト審査員が顔をそろえる訳だが、そういえば事前のスポーツ紙等の記事では、野球日本代表の星野監督や東国原宮崎県知事などの名前が挙がっていた。大リーグ中継に力を入れているNHKらしく、毎年大リーグで活躍した選手が1人入るのだが、松坂でなくて岡島というあたり、人選には苦労があったことを伺わせる。その他、宮崎あおいさんや茂木健一郎さんはNHKの顔と言ってもいいぐらいの人たちだ。陣内智則と藤原紀香という、夫婦で審査員というのは確かに話題を引くが、2人で1組ではなくて1人ずつ票を投じるのなら、どうしても陣内くんだけ他のそうそうたる顔ぶれの中にいると場違い的な雰囲気になりそうだ。そんなところもネタにしてくれるのを期待しようか。

あわせて「企画」も発表された。昨年だと企画の中身はほどほどに、ゲスト出演するタレントの名前を一括で発表するスタイルだったが、今回の時点では演出がらみのゲストが明らかになっただけのようだ。実際にゲストがこれだけという事はないだろう。早乙女太一が坂本冬美のバックで舞うなど、紅白ならではの演出は期待が持てるが、前川清とクールファイブにムーディー勝山が入っちゃうというのは大丈夫なんだろうか。ギャグを封印して渋く決めるならいいが、それではわざわざ出てくる意味ないし、歌を邪魔するギャグなんてかまそうものなら、昨年のように抗議の電話が来てしまいかねない。

かねてより出場が確実視されていた「おしりかじり虫」は、やっぱり出場することが正式に発表された。という事は去年ベッキーが進行役をやって好評だった(私の中で)「みんなの歌メドレー」のようなコーナーがあるのだろうか。ルー出演の可能性もまだある?

「ZARD」は3曲披露されるようだ。3曲もやるなんて、長渕剛がベルリンからえんえん歌った時みたいじゃないの。ただでさえ生きている歌手の出場が紅組の方が2組多くて、ZARDで感動させられたら、やる前から紅組勝利のシナリオが出来ているといわざるを得ないじゃないの。白組からも「植木等」を出すべきだろう!!

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2007年12月25日 (火)

前に書いた本のこと

先週、トルシエのFC琉球総監督就任にあわせて紹介した「Jリーグクラブをつくろう!」という本をこれまでに2回どおり読んでみた。日本にJリーグのクラブは2008年開幕時に24の都道府県に33クラブが存在するのだが、それ以外にも、1つ下のJFL、その下の地域リーグ1部、地域リーグ2部、さらにその下の各都道府県リーグなど様々なカテゴリーに、Jリーグ入りを目指す様々なクラブが存在している。この本はそういったクラブのうち28のクラブを取材して現状をリポートしている。

私がJリーグを目指すクラブについて興味を持ち始めたのは2007年のサッカーシーズンに入ってからのことだったが、この本が出版されたのは2007年の2月であった。もしその時にこの本のことを知っていたら、この1年間のJFL、地域リーグなどの見方も変わっていたことだろうが、結果としては今年の各カテゴリーのリーグ戦が終了した時点で私はこの本を読むことになった。

上で「Jリーグを目指しているクラブを」と書いたが、この本を読んで思ったことは、「クラブにとっては、必ずしもJリーグ加盟だけがゴールではない」ということだった。それは当然、この本の著者がそういう思いを抱いて、それに基いてこの本を執筆しているからなのだが、文中の内容を要約すると、各クラブのスタッフは、サッカーを通じて、その地方を盛り上げ、市民とアスリートが共に活動できる総合的なスポーツクラブを作り上げていこうという取り組みをしている。そういう目的のことを考えると、「1万人以上入るスタジアム」を持って(そこで年間主催試合の80%を開催しないといけない)、「プロ選手を5人以上有して」(最低のルールは5人以上だが、J2、J1で勝ち抜いていくためには5人だなんてことは言っていられないはず)、スポンサーを募ってサポーターに金を出してもらってチームの強化に努めていかなければならないという『Jリーグクラブ』になることだけが、その目的を達成する手段であるとは限らない。各地域にそういうレベルの高いクラブが存在すれば、Jリーグに入っていなくても、地元出身選手が学生を終えてからでもサッカーをすることが出来る場を提供することが出来る。そこで活躍を認められて上のカテゴリーのクラブから選手を引き抜かれたら、それはそのクラブが日本のサッカーを支えるのに役割を果たしたといえるのである。

そうか、Jリーグと下部リーグのクラブとの関係の、「選手の受け皿」という視点で見た関係というのは、「プロ野球球団」と「各地の独立リーグや茨城GGのようなクラブチーム」との関係に近いものがあるんだな。茨城GGが強くなってプロ野球に加盟するというのは考えられない話だけれど、サッカーの場合は実力がともなえばそれも可能であるという、そこが違うに過ぎないのだろう。

「プロクラブ」が増えたからと言って、「日本国内にプロ契約に値する上手いサッカー選手が同じ比率で増えていく」という訳ではないのだから、こういうのは少しずつ時間をかけて増えていくのがいい事なのだろうな。しかし各クラブにしてみればスポンサーからお金を出してもらって活動している以上、「まだ上には上がれません」と悠長に言ってもいられない事情もあり、そこがどこのクラブでも頭痛の種であるようだ。

結果として、2007年の初めに書かれたこの本の紹介クラブのうち「ロッソ熊本」と「FC岐阜」の2チームがJリーグ入りを果たしたのだが、本文を読んでいても、やはりこれらのクラブが「Jリーグ入り」の実現可能性が高いと伺わせる記述が多かった。「Jリーグ入り」の可能性で見ると、あとは準加盟の「栃木SC」と「ファジアーノ岡山」がやはり運営者の意気込みや財政状況、地域の認知度サポート度で先を行っていることが良くわかる。同じく準加盟の「ガイナーレ鳥取」はホームタウンをどこに置くかという問題が横たわっているようだ。しかし今年24年ぶりに県の人口が60万人を割り込んだという鳥取県のことだ。静岡市1つよりも人口の少ない県内で東だ西だと言ってる場合じゃないだろと言いたい。県内挙げてサポートしてもらえる状況を作り出さなきゃ。私は以前から「Jリーグのない県で最も人口が多いのは長野県」と言って来たが、その長野県には長野と松本という2つの地域に2つのクラブがあってJリーグ入りを競っている事がわかった。長野県には女子サッカー大原学園の本拠地として知られる「アルウィン」というJ開催基準を満たすスタジアムがあるのが強みだ。FC琉球はこの本の記述と2007年の年間成績(18チーム中17位)を見るからに、「Jリーグ入り」は「これからだ」というのが良くわかる。トルシエ総監督の挑む道のりは険しくなりそうだ。

この本の著者である秋元大輔さんは、おそらくこの本の出版後もこうしたクラブの取材を続けていることだろう。出来ることならこの本の「2008年版」も出して欲しい。この本には紹介されていなかったが、2008年の「Jリーグ入り」最有力候補はJFLの「カターレ富山」になる筈だし、1年経って「以前は紹介するに値しないクラブだったが、この1年でクラブが形になってきた」というところもあるだろう(その逆もしかり)。

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2007年12月24日 (月)

1ヶ月後

西洋人のお祭りにまったく興味もない私にとって、「24日」という日付は「大乱闘スマッシュブラザーズX」の発売ちょうど1ヶ月前という意味でしかない。

来年2008年は家庭用テレビゲームの定番となったファミコンの発売25周年になる。この年の初めにそんな歴史にぴったりの作品が「Wii」で発売される。嗚呼待ち遠しいったらありゃしない。

このゲームはまさに「任天堂の25年」を凝縮したようなゲームである。任天堂のキャラクターゲームといえば、ファミコン時代の「マリオ」シリーズで確立された横スクロール型のゲームだけでなく、1996年の「ニンテンドウ64」以降で主流となった(が、私にとっては苦手の)3Dゲーム、それ以外にも「ゼルダの伝説」や初期の1画面ステージのゲームに多く見られる真上見下ろしのゲームや、他メーカーに比べれば種類は少ないものの、アクション重視ではなくコマンドを選択してストーリーを進めるタイプのゲームなど様々あり、登場するキャラクターも膨大な数にのぼる。そんなあまたの任天堂ゲームのキャラクターが、全部とは言わないまでもかなりの数を網羅して1本のゲームに集結するという、25年のテレビゲームの歴史の中でも類を見ない壮大なゲームがいよいよ1ヶ月後に発売される予定になっているのである。(←ゲームを待つ者にとっては発売日を迎えるまで油断は出来ないのである)

ゲームの公式ホームページ(http://www.smashbros.com/jp/index.html)では毎週月曜日から金曜日までの間、1日に1ネタずつ新しい情報が公開されている。現在のところ操作できるキャラクターは23種類、操作は出来ないがゲーム上に登場するキャラクターも多く発表されている。こちらの「アシストフィギュア」と呼ばれるキャラクターはプレイヤーキャラの何倍も登場しそうだ。元になるゲームの数も膨大なら、それらのゲームに携わった歴代のスタッフ数もとんでもない。使用される音楽の作曲家・編曲担当の人数も凄い。よくゲームの画面写真の下についている小さな文字のクレジットも最終的にはどれくらいになっちゃうんだと心配してしまう。

また、「隠しキャラ」も当然いることだろう。今までの隠しキャラの定番、マリオの弟「ルイージ」がこのサイトには1回も出ていない。間違いなく登場するだろう。また、また、細かなことだが「ワリオ」のオリジナル衣装のバージョンの他に、オーバーオールのスタイルでもプレイできると今日のネタにあったが、同様に「ゼルダ姫」は、現在発表されている大人の姿だけでなく、「ゼルダの伝説時のオカリナ」に登場した、子供時代のゼルダも登場すると私は予想する。先週の「カービィ」の必殺技のところに、子供時代のゼルダ姫の帽子をかぶったカービィが出ていた。単純に「カービィがコピーしたから子供になった」というわけではないのだろう。

「Wii」発売から1年以上。「Wiiスポーツ」で従来のテレビゲームと全く違う操作を持ち込み、「Wii Fit」でゲーム機をゲーム以外のことに使わせようという取り組みがあって世の中の歓心はそういった方向に向けられがちだが、旧来の任天堂ファンにとっては、それらのゲームよりもよっぽど意義深い、そして期待しているタイトルが「スマブラX」である。

単純に画面上の敵を画面外に吹っ飛ばすというメインのゲームだけにとどまらず、横スクロール型のアドベンチャーゲームであったり、近年「マリオパーティ」シリーズで定番となりつつある、ルールを決めて複数の人間で好きに遊んでもらうというやり方もできるし(私の場合この遊び方は少ないだろう…)、インターネット回線につないで見ず知らずの人と通信対戦したり、歴代の任天堂ゲームのキャラクターや関連グッズをゲーム内でコレクションしたりと、私はほとんどやらないが「ネットワーク」というのは強いようで、プレイステーション2の「ファイナルファンタジーXI」など、「ぜってー長続きしねーよ」と思っていたのが3年以上経った今でも多くの人にプレイされ続けていることを考えると、この「スマブラX」がWiiユーザーにとって定番の1本となれば、2年、3年もしくはそれ以上にわたってプレイされ続けるようになるかもしれない。正直言えば新しいゲーム機が出て、5年くらいで次のゲーム機に乗り換えるというのはいい加減やだなーと思っている。ゲーム機も昔と違って性能的にも物理的にも長期間の使用に耐えられる用に作られているのでそうそう買い換えたくないのだ。特に、「Wii」になってそれまでのハードよりも出来ることが飛躍的に増えたので、5年経った時に「乗り換えたい」と思う人ばかりではないだろう。できるだけこのプラットフォームでずっと遊べるようになって欲しいし、このゲームがそんな動きを後押しするようになるかもしれない。

間違いなくゲーム業界の歴史に残るゲームが、1ヶ月後に発売される(予定である)。

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2007年12月23日 (日)

天皇杯準々決勝

年末年始のサッカーのお楽しみは天皇杯と高校選手権だが、そのうち天皇杯の準々決勝が土日に行われ、ベスト4が出揃った。

世間の注目は何と言ってもJリーグ以外から唯一ベスト8まで勝ち上がったJFLのHonda FCとJ1王者・鹿島アントラーズとの試合だった事だろう。結果は0-0で延長戦に突入、1-0で鹿島が勝利を挙げた。しかし、ここまでに柏と名古屋というJ1クラブを倒して勝ち上がってきた「かつてのJFL最強チーム」がJリーグチャンピオンに一歩も引けを取らない試合を展開したことは多くの人に感動を与えた。NHKニュースと今朝の新聞記事には、「アマチュアチームの代表としてJリーグクラブに挑む」ということで、他のJFLのクラブ、仙台で試合が行われたから東北のクラブのサポーターなどがHondaサポーターと一緒になって応援していたという。

そういえばやけにNHKが力を入れて報じているなあと思ったら、共催に名を連ねていた。

土曜日にはHondaと同じく静岡県勢の清水エスパルスがナビスコ王者・ガンバ大阪に、こちらも延長の末敗れ4強入りはならなかった。日曜日に行われた試合ではカップ戦・リーグ戦でもすっかり上位の常連となった川﨑フロンターレが、この大会J1クラブを撃破して乗りに乗っている愛媛を破って4強入り。広島は来季のJ2降格が決まってしまった。しかも入れ替え戦を戦った影響で試合日程が詰まったが、逆に間隔の空いたFC東京を撃破してこちらもベスト4に駒を進めた。

準決勝は12月29日の土曜日に、静岡県のエコパでG大阪-広島戦が、国立で鹿島-川﨑戦が行われる。清水が勝ってりゃエコパの試合は大盛り上がりだっただろうに残念だ。準決勝が関東勢同士、関西・中国地方の対戦となったことで、決勝は「東西対決」という事になった。だいたい東西対決になるとサポーターが多く駆け付ける関東のチームの方が有利なんだけれど、やはり鹿島にこれ以上多くのタイトルを奪われるのは悔しい。決勝がG大阪-鹿島になればかなり面白いが広島-川﨑になるとちょっとばかり選手の知名度で劣りそうだ。とはいえどのチームにも日本代表候補は多く、見ごたえがある準決勝、決勝になることは間違いなさそうだ。

鹿島の柳沢は出番が減ったりということで移籍を示唆する発言をしたようだ。天皇杯が終わるまでは試合に集中するといっていた。ひょっとして、Honda FCとの試合の中でJFLというカテゴリーに関心を持ち、地元・富山県からJリーグを目指すJFLの「カターレ富山」に電撃移籍したりして(1年間のレンタルで)。

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2007年12月22日 (土)

本屋で本を買うという事

賞味期限の短い商品を扱うお店は大変だろうな、とつくづく思う。洋菓子店などいい例だ。クリスマスシーズンはどこのお店も注文がいっぱい来ているだろうが、普段はどうなんだろう。人の多いオフィス街やデパート内のお店はともかく、街の洋菓子屋さんは普段どれぐらいの需要があるのだろうかと思ってしまう。コンビニでバイトしたことがあるが廃棄の食品の多さに、「経済活動ってゴミを大量に出すことでしか成り立たないのだろうか」と深く悩んだものである。スーパーマーケットなどはもっと規模が大きいから廃棄の量も半端でない気がする。しかしお客も多いわけだからお客の需要をコントロールすることが出来ればそこらへん上手いこと調整ができそうるのかもしれない。

食品以外はどうだろう。腐らない商品なら長いこと置いておけるのではないだろうか。本屋さんはどうだろう。…そういう考え方をして初めて気がついた。本屋(古本屋ではなく、新書を扱う本屋)に並んでいる本はどれぐらいの期間で入れ替わるのだろう。ヒトの体の細胞のように、数ヶ月で入れ替わってしまうのだろうか?普段本に興味がほとんどないので、タイトルを見ていつごろの本かすぐにわからないのだが、こないだ本屋で、4年ほど前に流行った「蹴りたい背中」(綿矢りさ)のハードカバーが売っていた。中を見ていなかったが何版も重ねられて今に至るのだろう。しかしそれ以外の本はいつごろから出ているのかは見てもさっぱりわからなかった。文庫本は比較的昔のものも置いてあることだろう。ビジネス書とかは速そうだな。数年前に「サラリーマンはこうあるべきだ!」と言っていたことがもう通用しないなんてことが十分考えられる。タイトルをざっと眺めてみても、ここ1~2年ぐらいに書かれた物が大半のような気がした。絵本はどうなんだろう。当然毎年新作の絵本は多く出版されるのだろうが、昔からの定番ものというのもある。私が小さい頃に読んだ、つまり30年ぐらい前の本じゃないのかな、「ぐりとぐらのおきゃくさま」が置いてあったのを見つけたときはちょっとウルっと来たもんだ。

本屋に勤めている方から話を聞いたことがある。メモを取って聞いてた訳ではないので細かいところはうろ覚えだが、「なるほど」と思ったことだけ思い出してみる。日本では今、コミックや雑誌を除いて、1日に200冊のペースで本が出ているという。本屋としても1日に200冊も新書を入荷する訳にはとてもいかない。そのうちのほんの一握りが店頭に並ぶことになるのである。そして、作者が有名だとか、大々的に宣伝している場合を除けば、1つの版で印刷されるのは数千冊であるという。当然、評判になれば2版、3版となる訳だが、売れなきゃその数千冊しか世に出回らないということになる。で、本屋もその本を取るとして、1冊発注する訳ではないだろう。仮に初版の印刷部数が5000冊だとして1つの本屋が10冊ずつ注文するとしたら、全国に数万軒ある本屋のうちわずか500軒にしか置かれないという事になる。そうして考えると、本屋に行って、たまたま出合って、興味を持って手に取った本が、人気作品とかでなかったとしたら、その場限りの出会いなのかもしれないのだ。

マイナーな本のタイトルをたまたま知って、それを手に入れたいと思えば本屋に注文すれば取り寄せてくれる。当然のことではあるが、どうしても手に入れなきゃいけない必要に迫られている場合以外はなかなか利用しづらいと感じてしまうのも事実だ。そこで私はこないだ「Amazon」を利用した訳だが、近所の本屋にはないけれど、全国どこかにはある本というのを、即座に届けてくれるというこのサービスは、成功してしかるべきだなと改めて感じた。

本をよく読む人、本屋によく足を運ぶ人は、そういう本との出会いを楽しんでいるのだろう。私はけっこう本屋に足を運ぶ方だと思っているが、本を実際に買う回数は、かなり少ないと自分でも思う。第一読まないしな。ヒマな時間の大半をゲームに費やしているというのもあるが、豊かな人生を送るために、何よりこのブログのネタつくりの為に、これからは心に留まった本は出来るだけ買ってみようと思う。

さっそく今度の日曜日は、焼津-藤枝書店巡りとなりそうだ。

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2007年12月21日 (金)

福地とな

ヤクルトスワローズは、FAで西武に移籍した石井一の人的補償として、西武の福地外野手を獲得した、と報じられた。

西武の福地って誰?と思ってみてみたら、広島の福地が西武に流れ着いてそこから獲る事になったのだった。06年の選手名鑑には広島で載っていたから、06年のシーズン中にトレードされていたらしいが、私がまったく知らなかったあたり、そんなに活躍していた訳ではないのだろう。2シーズン過ごした西武でも、結局人的補償のプロテクト枠に入ってなかった訳だから、そこまでの活躍をしていた訳ではないのだろう。

よく、「野村再生工場」とか言われ、また若松監督時代も鈴木健や入来兄など、他球団で挫折を味わった選手の返り咲きのイメージがあるスワローズだが、最近はどうだろう?中継ぎの遠藤はそこそこ必要とされる選手であるようだが、今年でいうと、04年途中にロッテから前田投手との交換トレードでやってきた田中充投手と丸山泰嗣内野手、元巨人・広島で05年に加入した宇野投手、ロッテ・巨人でお馴染みの今シーズン途中に加入したシコースキー投手などは今オフでクビになっている。昨年オフには三澤投手、ラロッカ内野手などにクビを申し渡しているし、どうも他球団を追われて拾われた選手がスワローズで成功する例はかつてと比べて少なくなっているような気がする。

厳しい見方をしてしまったが、福地選手は私と同学年の選手(1975年12月17日生まれ)であり、スワローズにはこの年代の選手がすっかり抜け落ちてしまっている(グライシンガーと田中投手がこの世代だった)。巨人では生え抜きの顔である上原投手や高橋由外野手に高橋尚投手といった主力を構成する世代であるのに、スワローズには誰もいない。そんな訳でこの世代の選手には頑張ってもらいたいと思っているので、最近は再生失敗が多いという前評判を覆して活躍してくれることをひそかに願う次第である。

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2007年12月20日 (木)

FC琉球とは

200712200032

「Jリーグクラブをつくろう!」新規参入を目指すクラブを紹介

秋元大輔 著  ノースランド出版

実は何回かの記事を通じて、この本にいかにしてたどり着いたのかという事をブログで書いていこうと思っていたのだが、たまたまこの本で紹介している内容が世間で注目を集めちゃっているので急遽、この本のことを紹介しようと思った。と言っても要約すれば近所の本屋になくて、「Amazon」で注文して買ったというだけの話ではあるのだが。

この本の存在を知ったのは今年の秋である。今年は「Jリーグ準加盟チーム」の動向を探ろうとJFLにも注目していたのだが、ちょうど「全国地域リーグ決勝大会」の存在を11月に知り、JFLの下のカテゴリーにもJリーグ入りを目指しているクラブの動きがあるんだという事を知った。その頃、この本の存在を知り、地元の本屋を探し回ったが見つからず、このほどようやく手に入れて読んでいた。

この本は2007年の2月に出版された。ちょうど今シーズンが始まる直前の段階で、JFL、地域リーグ、都道府県リーグに所属している、「将来Jリーグ入りを目指している」という全国28のクラブをリポートしたという内容になっている。当然、これを読んでいる現時点では2007年のシーズンは終わっているのであり、ちょうど今はこの28チームがこの1年でどのような状況になっていったのかを検証している段階であった。当然のことながら、今年Jリーグ準加盟が認められたロッソ熊本、FC岐阜、栃木SC、ガイナーレ鳥取のことも載っている。そのうち熊本と岐阜は念願かなって2008年のJリーグ(J2)加入が決定した訳だが、そこに至るまでにどのような経緯を辿っていたのかも載っている。1シーズン前の情報ではあるが、そのクラブの今と見比べることでより内容は活きてくると思う。

それらのクラブのことはおいおいこのブログで書いていくこととして、今回はこの本の一番最後に登場した「FC琉球」について書いてみたいと思う。もちろん、最近のニュースでご存知の通り、かのフィリップ・トルシエ元日本代表監督がこのチームの「総監督」に就任したというニュースが今世間を賑わしている。モロッコ代表監督後、長いこと監督業に就いていなかったようであるが、ビッグクラブやどっかの国の代表監督を狙っているものと思っていただけに、意外に思った。

しかし、「Jリーグクラブをつくろう!」に紹介されているクラブを見ると、「え、あの監督が地域リーグにいるの!?」とか「姿見えないと思っていたあの選手、ここでプレーしてたんだ」といった驚きがいくつも見受けられたので、今は以前ほどはびっくりしていない。ただ、大変なことであると言うのは間違いない。

トルシエ氏はどれぐらいの報酬でこの役職を引き受けたのか。FC琉球は今までもプロ契約選手を主体に構成してきて、予算規模もこの本によれば、並みの地域クラブを遥かにしのぐ規模を誇っているようである。(本には2006年の運営費が1億5000万円とある。)億はいかないまでも、予算規模のかなりのパーセンテージを1人の人間につぎ込んでいくという形になるようだ。また、「総監督」とは何なのか。記者会見では自身が采配を振るうことを否定した。総監督が監督の人選なども行っていくという事のようだ。思えばトルシエ氏は日本代表監督の任期中、五輪代表などの下のカテゴリーの監督も兼任し、下部組織と一体となって全体のレベルアップを目指すという方法でトップチーム(2002年W杯日本代表)の強化を進めていった。組織全体のマネージメントということに発想を持つ人間であることから、クラブは今までなかった「総監督」というポストを用意したようだ。

この本はJを目指すクラブの「いい所」だけでなく、現在抱えている問題点などにも目を向けている。FC琉球は2006年には全員プロ契約選手で臨んでJFL18チーム中14位。この年限りで与那城ジョージ監督を解任したところまでこの本には書かれていたが、2007年はさらに下がって17位となり、この年に就任した吉沢英生監督は1シーズンで解任となった。予算がなくても頑張って順位を上げるチームがある一方で、予算に恵まれながら順位を落とすクラブもある。「予算がある」といってもスポンサーが結果の出せないクラブにいつまでも資金を提供してくれる訳もないから、迷走しているようではスポンサーは離れてしまう。トルシエ総監督就任は、長期的なビジョンを明示することによって今までの監督や選手が短期間で変わって思うようにチーム力が上がっていかない現状を打破し、またスポンサーを納得させるための手段であるという事のようだ。

久々に日本のテレビの前に現れたトルシエ氏はかりゆしを着て、「はいさい」と沖縄語で挨拶したりと、日本代表時代の厳格なイメージとはずいぶんかけ離れていた。柔和な表情と日本人なら誰でも知っている抜群の知名度。チームの宣伝にひとまず成功したところではあるが、問題もけっこうありそうだ。

クラブのHPを見てきたところ、先に書いた監督の解任だけでなく、それまでチームの顔とも言える選手を多く解雇したことによりサポーターの反発が起きているようだ。まあ、思い入れの強い選手が出て行くことにサポーターが反発するのはどこのクラブでもあること。たまたまそのことが公式HPに載っていたために心配になってしまっただけかもしれない。解雇した選手を含め、トライアウトを行い来季の選手を選考していくことのようだが、当初12月15日の日程を変更している。それはトルシエ氏の総監督就任にともなう変更と思われる。総監督がそれを見て来季のメンバーを決めていくという事だとも思われる。そうだとしたら、就任してすぐさまトライアウトで選手選びといういきなり大きな仕事が待っているという事になる。今までの琉球の選手のことなど調べている時間もなかっただろうし、そんな段階で選手の選別が出来るだろうか心配だ。また、トライアウトを見て「げ、この選手じゃ俺チーム作り出来ないよ」と思ってしまわないかも心配だ。代表クラスやフランスのクラブの指揮を取っているんじゃないということを納得できるか、という点である。トライアウトは23日に行われるそうだ。

あと、ダバディは沖縄に来るのだろうか。そこらへんも興味がある。

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2007年12月19日 (水)

ラミレスまで

スワローズを退団したラミレス選手が、2年10億(一部では11億とも)円で巨人に入団するという記事が載っていた。2007年のスワローズで大活躍した投のグライシンガー<最多勝>に続いて、打のラミレス<最多安打>も巨人に持っていかれるということになりそうである。

巨人の新入団外国人選手はこれで、クルーン投手、グライシンガー投手、ラミレス外野手となった。これに既に実績のある李スンヨプ選手がいる。一軍登録の外国人枠は4人(投手4人・野手4人というのはダメである)となっている。となるとそれ以外のゴミのような外国人選手は全員不要となる。「前出の4人に故障が出たときの為に」などと馬鹿なことを考えさえしなければ最強チームになるだろう。しかし、おそらくゴミはなくならないだろうな。そう、前出の4人に故障が出た時に、日本人選手で補えばよいものをわざわざ外国人を一軍登録して戦力を補おうとする。そこにチームの弱点が発生するし、ここぞと思って頑張ってきた日本人選手のやる気を奪う。付け入る隙があるとすればそこしかない。しかし、毎年そうやって失敗してまた繰り返したりしたらお笑いだろうな。

かえすがえすも交渉事ではあるけれど、スワローズとしては、どうにかならなかったのか、せめてどちらか片方だけでも、という気持ちは強い。正直なところ、「2年で10億円」だったらスワローズだって出せない金額ではなかったと思う。出せる出せないの財政状況はともかく、今年200本安打を放ち、打線の中核で活躍、故障もせず、ファンサービスも忘れない優秀な外国人選手に対する評価としては決して高い金額ではないと思う。初めからこの金額でだったら出て行くこともなかっただろうに、一体どれだけふっかけられたんだろうか。グライシンガーのときもそうだったよな。せっかく優秀な外国人選手を発掘する能力に長けているのに、その選手を引き止めることにその能力を活かしきれていないんじゃないだろうか。

実績のある外国人はリグスとガイエルだけになってしまったが、日本人選手を育成していく機会ととらえ、来季はチーム力を蓄える年にしてほしい。そして1993年・1997年・2001年とそうだったように、サッカーW杯の前の年には日本一になるという(1回抜かしてしまったけれど)このチームの周期にしたがって2009年の優勝をめざさなくてはならない。

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2007年12月18日 (火)

えふえふ20周年

「カンブリア大爆発」という言葉がある。長い長い生命進化の過程で、5億4200万年前から5億3000万年前という限られた期間に、生物がものすごく多様に発展したという現象が近年注目されている。その時現れた生命のうち多くはその後滅びて、現在の地球の生命のご先祖様にはならなかったという事のようである。

私が神と敬う堀井雄二氏が「ドラゴンクエスト」でファミコン界に「ロールプレイングゲーム」というジャンルを広めて以降、それこそ「雨後の筍」のように多くのロールプレイングゲームが登場して、消えていった。さながらゲーム界の「カンブリア大爆発」といったところだろうか。

1987年の年末は、多くのゲームファンが待ち望んでいたロールプレイングゲームの大作「ドラゴンクエストIII」の発売が予定されていたのだが、発売が延期になってしまったのであった。今でこそ2ヶ月ぐらいのゲームの延期など平気であるが、子供の頃の2ヶ月って大人の感じる2ヶ月より何倍も何倍も長く感じたものである。ましておもちゃの書き入れ時である12月を逃してしまうというのは大人にとっても痛い話であったことだろう。

のちの世に「ドラゴンクエスト」シリーズと並びロールプレイングゲームの代表作となったシリーズが「ファイナルファンタジー」である。その第1作が登場したのはまさにそんな時期、多くの人がこの年末にロールプレイングゲームを欲していた、そんな時期であった。

長い前ふりだったが、きょう12月18日は、「ファイナルファンタジー」の第1作の発売からちょうど20年というアニバーサルデーなのだ。そして最近では「ファイナルファンタジー」の主題歌を歌っている紅白歌手・絢香は、これもおなじく1987年12月18日生まれ、つまりこの日が20歳の誕生日となる。おめでとうございます…って、ってことはだよ、同じ日に生まれた絢香と固い友情で結ばれ、自らのエキシビジョンでは彼女の歌を流して踊るというフィギュアスケートの安藤美姫選手も同じく20歳の誕生日という事になる。グランプリファイナルに出ていれば今ごろエキシビジョンでとんでもない感動を日本中に振りまいていたことだろうが、直前の試合で惨敗を喫してしまい、神様はそんな舞台を用意してくれなかった。何とも不思議な因果である。

「ファイナルファンタジー」がロールプレイング乱立期に生まれながらその後ほとんど唯一といっていい生き残りを果たしたのは、誕生した時期にその理由の一つがあるんじゃないかなというお話だ。もちろん、坂口氏のシナリオ、植松氏の音楽、天野氏(静岡市出身)の美麗なイラストと、内容が優れていたことは間違いないが、内容が優れていても消えていった作品は数知れず。ちょうどその時に生まれたという巡りあわせというものもあったのだろう。

「ファイナルファンタジー」シリーズには様々なキャラクター、様々なジョブ(職業)が登場するが、第1作に登場するナイト(戦士)、モンク、シーフ、白魔道士、黒魔道士、赤魔道士という6つのジョブは後のシリーズでも基本中の基本のジョブとして脈々と息づいている。私個人としては赤魔道士のコンセプトといいデザインといい、すべてが秀逸であると思ってやまない。

「ファイナルファンタジー」というタイトルには、制作者の強いこだわりを感じる。ゲームといい、アニメといい、多く世の中に溢れていたものの中から、「最後に登場する最高のモノ」をつくろうとしてこういう名前にしたんじゃないだろうか。第1作には飛行石に導かれて飛空挺が出てきて空飛べたり、飛んでたどり着いたトコに超古代文明の名残が垣間見え、奇妙な形のロボットがいたりと、「いかにも…」な展開がてんこ盛りであった。日本人は古来より、先人の詠んだ歌(和歌)の語句やシチュエーションを拝借してそれを下地にオリジナルな作品を生み出す「本歌取り」の技法を用いてきた。近年のアニメ・ゲーム文化(既存の作り手だけでなく、ファンが生み出す「同人」という文化も含めて)はその「本歌取り」の現代の姿なのではないか。そして20年前からそういう姿勢を貫いていたのが「ファイナルファンタジー」なのではないかと思うのだ。いや別に「模倣を容認してるのか」ってそういうことではなく、「ファイナルファンタジー」にはこのシリーズだけが持ちえている確固たる世界観というものがあって、その世界に流れる「空気」みたいなものはずっと持ち続けているなと思っているのだ。もっともPS2で出た作品はやってないからよくは知らないが。

それにしても、ロールプレイングの2大巨頭を生み出した、エニックスとスクウェアが合併して一つの会社になっちゃうとは当時は夢にも思わなかったものである。

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2007年12月17日 (月)

来年のアジア

今年のサッカー世界大会の感動の余韻がまださめやまないこの時期に、早くも来年のアジアタイトルを巡るニュースが発表された。2008年のアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の組み分けがこの日発表された。

http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=jleague&a=20071217-00000018-spnavi-socc

今回の浦和のアジア制覇とクラブW杯出場によって今まで以上に注目されるであろう2008年のACL。どうやら今年と大きく変わらないシステムのようなので改めて見てみると、アジア各国のリーグに所属するクラブチームのナンバー1を決める大会で今年のように行くなら2008年3月ごろから1次リーグが始まって11月頃に決勝戦が行われる。優勝チームがアジア代表として12月のクラブW杯に出場する。

1次リーグの出場チームは28。前年優勝クラブである浦和レッズはシードされ、1次リーグが終了した後のベスト8から登場する。今年激戦を戦った分来年はお休みしていい状態で・・・と言いたいところだが、今年の韓国のチーム(2006年のアジア王者)のように、その後国内リーグで低迷して実力を発揮できず浦和に負けた例もあり、1次リーグを戦わないことが吉と出るとは限らない。

日本からは2チームが1次リーグに参加することになっている。2007年のリーグ戦王者鹿島アントラーズと、それに次ぐ成績のクラブはシードの浦和だから、その次点となるガンバ大阪が出場する。

28のクラブは4チームずつ7つの組に分けられ、ホームアンドアウェー全6節に及ぶリーグ戦の末、各組1位のクラブだけが決勝トーナメントに進む。この7チームに浦和を加えた8チームが出揃った時点で決勝トーナメントの組が決められる。

28のクラブの内訳を見てみた。いちおう、中東・西アジアのクラブが16で4つの組に、東南アジア・東アジア、それに豪州は12チーム3つの組になっている。中東組は浦和と激闘を3たび繰り返して日本でもすっかりお馴染みとなったセパハン(イラン)も出ている。イラン・ウズベキスタン・サウジアラビア・シリア・UAE・クウェート・イラク・カタールの8つの組から2チームずつ出場している。同じ国の2クラブは同じ組に入らないように抽選されたようだ。A組には「アル・イテハド(サウジアラビア)」と「アル・イテハド(シリア)」というクラブが入っているが誤植ではないようだ。私の持っている本「世界のサッカーエンブレムW杯&南米エディション」には、「『イテハド』はアラビア語で『united』という意味で、アラブ諸国には同名のチームが多数ある。」とある。複数のクラブが合併してできたらとりあえず「アル・イテハド」という名前が思い浮かぶのだろう。

東南アジア・東アジア・豪州の方は、中国・オーストラリア・韓国・ベトナム・タイ・日本の6ヶ国からそれぞれ2チームずつ出ている。鹿島はF組でタイ・中国・ベトナムのクラブと同組だ。3つの敵では中国が警戒すべき相手かと思うが、大連や上海申花といったお馴染みのクラブではなく「北京国安」という初めて聞く相手ということで鹿島のサポーターはとりあえず強敵と同組でなくてホッとしていることだろう。国際試合の厳しさをこれから思い知るのだろうが。一方のガンバ大阪はオーストラリアの「メルボルン・ビクトリー」(聞いたことないな…)と韓国の「全南(チュンナム)ドラゴンズ」と同組である。韓国FA杯優勝経験もあり、大分トリニータと業務提携を結んでいるクラブだという。1位しか行けないことを考えると、正直こっちは厳しいグループだな。

さて、この組み合わせで行くことになることは決定事項なのでここからは余計な話になるのだが、日本や韓国とベトナムやタイが同じ数というのは果たしてどうなのか?以前のニュースではこの大会に出場する予定のインドネシアは国内リーグが終了していないことを理由に除外されたというが、入っていたとしたらここらの国の中で1チームしか出ない組が出てくるのだろう。しかし、じゃあ日本の新潟も参加した事で知られる「シンガポール」リーグは?それ以外の国々は?ヨーロッパCLの予備予選のような形であらゆる国に門戸を広げているんだろうか。

それと、やはり西アジア16・東アジア12というのはバランス良くない。前年優勝クラブのシードを撤廃して32チームでやって欲しい。試合数が増えてしまうけれど、リーグ戦をやるなら「2位までに入れば進出」という形にしてベスト16からトーナメントという形にして欲しい。「6試合で1位のみ」だと「強い相手からは引き分けて進出を狙う」という目標が立てづらい。「負けたらアウト」のサバイバルになってしまい、それなら「リーグ戦」でやる意味が薄いと思ってしまう。

それと、32チームに門戸を広げるなら、それは「アジア・オセアニアチャンピオンズリーグ」としてニュージーランドなどの国々も一緒になってやるべきだろうな。そうしなくちゃ、「毎年毎年、田舎のアマチュアクラブが大陸王者としてクラブW杯という権威ある大会に参加できてしまう」という歪んだ現状を変えることはできない。

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2007年12月16日 (日)

クラブW杯最終日

今年で3回目となった「サッカークラブW杯」の最終日3位決定戦と決勝戦が16日、横浜国際競技場で行われた。過去2回も素晴らしい大会だったが、今回は日本のクラブが出場したという事で例年以上に注目度が高かったんじゃないだろうか。

第1試合となる3位決定戦では浦和とエトワール・サヘルが2-2と一歩も引かない戦いを展開し、PK戦を浦和が制して3位となった。試合終盤、PK戦要因としてベテランGKを入れようとする相手と、それをさせじとボールを出さずに試合終了をもくろむ浦和、でも出来ることなら残り時間で決勝点を奪って終わりにさせたい、という試合終盤の駆け引きが印象的だった。「こういうケースもあるんだな」と新たな発見であった。結局、GKを交代して臨んでも勝てなかった相手。私から見れば90分間相手のキックを間近で見ていたGKの方が有利だったんではと思う。事実勝ち越したあとに防ごうと思えば防げた同点ゴールを許したGK都築は最後の最後に雪辱を果たした。初めて参戦した日本勢がアジア勢として最高の3位を手にして、来年以降これを上回るのは難しいと思うと、「ここまでうまくいっちゃっていいの?」と思うぐらいである。

決勝戦は3年連続で欧州王者と南米王者となった訳だが、ACミランが4-2でボカ・ジュニアーズを破って、この大会になって初めて欧州王者が世界一となった。浦和相手に1-0とした準決勝では、浦和の善戦も光ったものの「決勝もゴールシーンはそんなに多くないだろうな」と思っていただけに、この得点は意外だった。と言っても8時から9時の間は大河ドラマの最終回を見ていたので1-1から「気づいたら2点入っていた」状態だった。私と同じ日生まれのネスタがディフェンダーなのに勝ち越しゴールを奪っているというのはビックリした。それにしてもミランは「大事な試合では白いユニホーム」というゲン担ぎ(?)を見事に実践して優勝を果たした。となると準決勝でも白を選んだという事は、浦和との戦いもミランにとっては「大事な試合」であると認めてくれていたのだな。

欧州チャンピオンズリーグの決勝のテレビ中継(だいたい明け方ごろ)では、試合終了から「キャプテンがトロフィーを掲げてドーンとバックに紙吹雪」というシーンまでずっと流されても退屈しないのに、ゴールデンではすぐにCMが入ってしまうのね。

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2007年12月15日 (土)

報道

最近はテレビのニュースを見ていても、どこまで客観的な情報か不安になることが多い。少し前に起きた香川県の殺人事件では、幼い姉妹の父親がいかにも怪しいと、そう思わせる報道があったばかりである。

昨日佐世保市で発生した痛ましい事件。NHKの夜9時のニュースは大幅に内容を延長してこのニュースを伝えていた。10時になり報道ステーションでも当然大きな時間を割いて報道していたのだが、ここで2つの番組を見比べておやと思ったことがあった。NHKでは犯人の特徴を「身長170~190センチ」とかなり幅のある報道だったのに対して、報ステは「180~190センチ」と、かなり大柄な人間に特定する表現であった。様々な情報が錯綜していた当時の事だから、いろんな証言があったとは思うが、報ステの方ではそのあとに「外国人という情報もある」というひとことが確かに報じられたのである。

確かに、「180~190センチ」となると「外国人か?」と思いたくなるものである。しかし、この時点で「外国人という情報もある」って、その根拠は何であったのか疑問が残る。「フルフェイスのヘルメットのようなものをしていた」と言っていて誰も顔を見ていなかったはずだし、「何もしゃべらずに撃った」という証言もあり、このような状況で何をもってNHKでは一言も出てこなかった「外国人」という言葉が出てきたのか。

佐世保と言えば「佐世保バーガー発祥の地」ということぐらいしか思い浮かばない人間にとっては「銃を持った外国人」なんて聞いたらそれだけで大変な事だと思ってしまう。どうせ月曜日の放送ではそんな事には一切触れないのだろうけれど。

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2007年12月14日 (金)

メジャー発

今週はスワローズのグライシンガーが巨人に獲られてがっくり肩を落とした。「2年総額5億円」という推定年俸は巨人の一部の選手からブーイングが起きているようではあるが、正直なところ私の率直な感想は「それぐらいの金額をスワローズは出せなかったの?それぐらいが妥当だと思っていたんだが」といったところだ。「活躍したのはわかりますが、アナタ2億円なんですか?」という選手もいる中で、「ローテーションの中心として頑張ってください」という選手に出す金額としては決して法外な金額ではないと思う。石井一が抜け人気・実力ともにローテーションの中心になりうる選手が今の時点で彼しかいないのだから、それぐらい出してやれよ・・・と、決まってしまった事だから今さら言っても仕方のないことだが。

しかし今回問題にしているのはそのことではない。

アメリカ大リーグのコミッショナーの委託を受けてドーピングに関する調査が行われ、「ミッチェル・レポート」という膨大な報告書が作成され、この日発表された。このレポートには多くの有名な選手の名前が登場しているという。「ステロイド」の使用が大リーグに蔓延していたというのだ。

そしてその中に、日本のプロ野球界で活躍している選手の名前も挙がっているという。ニュースで大きく取り上げられたのが阪神のウィリアムズと元西武のカブレラだという。しかし、私にとってショックなのはその中にスワローズのアダム・リグス選手の名が入っていたことである。

リグスは当然のこととして来季もスワローズの選手として活躍が期待されている選手だ。特にラミレス・グライシンガーといった投打の柱であった外国人選手が抜ける来季は今まで以上に期待がかかる選手であったはずなのに・・・。

もちろん今の時点で、来季試合に出られない、何らかの制裁を課せられる、契約を更新できないといったことが発生すると決まった訳ではない。しかし、「入団時にチェックはしていたのか」「選手が購入する薬について、把握はしていたのか」といった球団の管理体制は問われるだろうし、心理的にダメージを受けて来季100%の実力を発揮できないという可能性は充分考えられる。

何より今シーズンは前年までスワローズにいたガトームソン投手もドーピング違反で出場停止を課せられているだけにショックは二重である。

「スワローズは日本プロ野球に順応できる外国人を多く獲ってくる」というのはファンのささやかな自慢でもある。それだけに、そうやってやってきた選手がこういう事で名前を挙げられるというのは、ファンの誇りを踏みにじられたようでとにかく哀しい。

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2007年12月13日 (木)

歴史的試合

夢のような舞台が幕を開けた。浦和レッズがアジア王者としてヨーロッパ王者ミランと対戦し、0-1で敗れた。

試合自体はどちらが勝ってもおかしくない展開ではあったが、やはりここぞというところで試合を決められる強さを持っていたのがミランだった、ということか。あと1歩のように見えて、それは大きな両者の差だったのかもしれない。

私は戦術のことはからっきしだから、この日の浦和がどれだけ技術的に世界に迫っていたのかはわからない。しかし、アジアの頂点まで上り詰めれば、このような夢の舞台が待っているという事を教えてくれただけでも嬉しい光景だった。

この試合には、私がこのブログで取り上げたことのある2人のプレイヤーが出場した。スター軍団ミラン、バロンドールのカカ、チームの中心ピルロなど、どの選手も輝かしい実績を持っているが、私が注目しているのはイタリア代表DFとしてお馴染みのネスタであった。私と同じ1976年3月19日生まれという事で注目していたが、昨シーズンの長きに渡る離脱から再びチームの守りの要として活躍してこの日も完封勝利に貢献した。一方、日本サッカーではこれまた名の知れたスター揃いの浦和レッズ。私の注目は何と言っても高校(藤枝東)の同級生、山田暢久選手が途中出場を果たしたことだ。こちらは今季終盤に戦線を離脱。最終的には「あと一歩」のところでリーグ優勝を逃しただけに、自身の離脱を本当に悔しく思っていたことだろう。いつしかチーム最古参(連続して在籍しているという意味において)となっていた。

どちらも「頼れるベテラン」と呼ばれて久しいが、私と同い年なんだと思うと、「まだまだ若いのに」という気持ちと、「もうそんな風に見られる年になってしまったのか」という複雑な感情が入り混じる。ともかく、自分にとってずっと注目している日本とイタリアの2人の選手が同じピッチに立ったという事が、私にとって歴史的な出来事として記憶に残った。

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2007年12月12日 (水)

今年の漢字

年々注目を集めるようになった「今年の漢字」。今年は事前に多くの識者・一般人が予想した通りの「偽」の字が選ばれた。

何と言っても今年1年を通して騒がれたのは「食品偽装」である。その発端は「不二家」であったが、私はまず「あるある」の「納豆ダイエット」が一連の問題発覚と大いに関係があるニュースだと考えている。

この番組はいわば「偽」の情報を流していたわけだが、テレビ番組と食品メーカーいずれも「消費者は我々のいう事を信じていれば良い」「消費者は疑うことなどしないだろう」といった「作り手主体」の論理が背景にあるのだろう。そしてそれは食品に関わらず今年問題になった「消えた年金」や「談合」「汚職事件」といった問題にも共通していることだろう。

あと、「にせもの」「パクリ」の話題は今年も相変わらず多かった。いちばん話題に上がるのはやはり隣国であった。ディ○ニーそっくり遊園地にはアニメキャラのそっくりさんも大量に存在し、騒ぎが大きくなると無残にもその辺に投げ捨てられた。最近ではテレビゲーム「Wii」そっくりの「威力棒Vii」なるものも隣国発で登場したとか。

「人」が「為(な)す」ことが「偽」であると学校で習った時のショックは少なからず大きかった。人が生きていく限り、「偽」はつきまとうようだ。

…そうそう、漢字の話題が出て思い出した。2月に行われる今年度最後の「漢字検定」を受検しなくては。「漢検DS2」の準1級・1級の問題をすべてノートに書き出して覚えていたのももう2ヶ月前のこと。すっかり問題も忘れてしまっていた。目が回るほどに忙しい毎日を送っているが、果たして問題を解いている時間はあるだろうか。準1級だけに照準を絞り、1級は来年度に改めて…ということにしようか。

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2007年12月11日 (火)

衝撃的な集計

今年のサッカーくじも1回に5試合以上行われる試合はなくなったのであとは天皇杯の試合を対象にした「totoGOAL」があるのみである。しかもJリーグではないHONDA FCが準決勝まで進んでしまうと最後の「totoGOAL2」は行われないようである。そんなにしてまで「totoGOAL」買う人なんているのかと思ったら、前回など1回で5000万円の売り上げがあると知ってビックリしてしまった。

私は「toto」ならびに「minitoto」の「勝敗予想」だけを専門にやってきている。このブログの書き込みも「toto」関連の記事が全体の半分ぐらいを占める訳で、この「勝敗予想」は私の専門分野ということになっている。「じゃあ、実際のところどれぐらい当たっているのだろうか」という事でこの1年間の全試合の勝敗予想をチェックしてみることにした。

作業は難航した。毎週「第○回toto反省会」という記事を書いたときに、今回は「J1の1は○個、J1の0は○個…」とカウントしていたのではあるが、自分で数えて数字を足していくというものなので正しいかどうかの検証を行わなければならない。特に深夜1時を回って書くことが多く、意識も朦朧とした状態で付け続けていた数字が正確なのかどうかも疑わしかった。それでも全試合を数えなおしてみたところ、完璧ではなかったもののかなりきちんとカウントしてあることがわかった。そしてきちんと集計したデータがこれだ。

まずは試合結果から。

2007年の「toto」「minitoto」の対象試合は全部で586試合あった。内訳は、J1(リーグ戦・ナビスコ杯)が349試合、J2(リーグ戦)が227試合、天皇杯(J1同士・J1対J2)が10試合である。台風で3試合ほど中止になっているが除外している。また第289回totoの4試合が第290回minitotoと重複していたりするが、こういう場合は重複している試合は1試合とみなして2重にはカウントしない。結果の構成は以下の通り。

2007年の試合結果の構成

J1(全349試合中) 「1」…151試合 「0」…71試合 「2」…127試合

J2(全227試合中) 「1」…100試合 「0」…52試合 「2」…75試合

天皇杯(全10試合中) 「1」…4試合 「0」…2試合 「2」…4試合

やはりホーム勝利が発生する割合が若干高い。そして引き分け(or90分で決着つかず)の発生率はどんな場合も2割程度、今年の発生率は21.33%であった。

で、私は「メイン予想」としてすべての試合に「1・0・2」のいずれか1つを必ず予想するのだが、その予想はどれぐらい当たっていたのだろうか?

2007年EUNOのtoto予想の結果

J1(全349) 「1」的中…87/151 「0」的中…9/71 「2」的中…50/127

J2(全227) 「1」的中…58/100 「0」的中…9/52 「2」的中…41/75

天皇杯(全10) 「1」的中…2/4 「0」的中…0/2 「2」的中…