数字の増加は気になるところ
今年、2007年のサッカーくじの売り上げが歴代2位になったというニュースが載っていた。つまり、年別の売り上げ金額で、今年は史上2番目にくじが売れた年であるという。過去にいちばん売れたのは、サッカーくじが最初に本格導入された2001年の604億円。今回のニュースは、2007年の売り上げ金額が今の時点で歴代2位だった2002年の360億円を上回ったという事を示している。
2001年の導入以降、毎年売り上げが下がっていったサッカーくじの売り上げが今年回復したのは、ひとえに「BIG」の6億円フィーバーが巻き起こったことに他ならない。たしかに、1等が1000万枚に1本の通常の宝くじよりもよっぽど当選の期待値が高い(「BIG」の全試合的中は数百万枚に1つ)ということで、「賞金のキャリーオーバーが貯ま」り、なおかつ「全体の売り上げが増え」る事によって爆発的に人気を集める。今年は購入希望者が集中してシステムがダウンすると言う事態も起きてしまった。今年の売り上げ総額は26日夜で363億円だそうだ。それでもいちばん売れた2001年の金額には240億円あまりの差がある。大きいなあ。
2001年から高い水準で推移していた売り上げ。しかし、今にして思えば「高い水準」であるが、当時は「もっと多くの人に知ってもらえばもっと売り上げは上がるはずだ」と考えられていたはずだ。しかしそんな状態は2002年の7月以降激変する。そう、この年の6月に行われたサッカーW杯。当然のこととしてJリーグは中断されたのだが、この中断期間にそれまで数千円のお金を当たり前のように投じていた購入者達の気持ちが離れ再開後目に見えて売り上げ金額が下がったのを記憶している。もっとも、私が思うに2001年当時の売り上げはまっとうな数字ではなかったことを記しておきたい。当時、私があれこれ考えて1000円、もしくは2000円のシートを提出している隣で、「どう見てもそんなにサッカー詳しくないでしょ」というおじいさんが、5つほど「マルチ(2股)」をかけて2の5乗だから3200円、とかの金額を払っているのを見た。「5つマルチで買ったって、それ以外の8つで6つ以上正解を出せる自信がなきゃ、それ全部紙くずだぜ」と、心の中で捨てゼリフを放ったものである。そういう人たちが日が経つにつれて冷静に考えることが出来るようになった結果が2002年以降の売り上げだったと思うのだ。ただ、2006年にいろんなことを改革するまでの間、あまりに何もしなさ過ぎたなという感じは否めない。
ところで、来週の312回「minitoto」は天皇杯の試合が対象になっている。天皇杯の主催に「Jリーグ」が加わったことにより昨年から天皇杯を対象にしたくじも発売できるようになった訳だ。J2勢が初登場した10月7日の3回戦では当時J2の1位から4位を占めるチームが敗退した(そのうち3チームはリーグ戦と大幅にメンバーを入れ替えて問題になった)が、もしJ2チームがもっとたくさん敗退したらJ1・J2以外のチームが出場する試合もくじの対象になったのだろうか?いや、それはないだろうが逆に、ほとんどのカードでJ2勢が勝ち残っていれば「minitoto」ではなく「toto」で開催されていたかもしれないな。ほとんど「1」(J1側の勝利)にしてれば当たる?ちなみに当然のことだが「90分間での結果」だからトーナメントだけれど「0」もあり得ることは忘れちゃいけない。
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