人生初神宮
ヤクルトファンになって約25年になるが、生まれて初めて明治神宮野球場に足を踏み入れた。
きっかけは木曜日、Yahoo!のニュース上で12日(日)に皇太子御一家が神宮球場のヤクルト-横浜戦を観戦されると聞いて一大決心した。私にとっても日曜日にしか休みがないので、日曜日のナイターはちょっと大変だと思っていたところ、大学選抜が米国遠征に行くこの時期だからこそデーゲームが実現。それが皇太子御一家のおいでになる条件でもあったと思われるが。
「こんな大ニュースが広まればあっという間に売り切れちゃうんじゃないか」と思ってあわててチケットを取ったが、実際にはそんな心配はなかった。後で調べたところこの日の観客数は22341人。外野席はぎっしり埋まっていたものの1塁側・3塁側は一部に空席のエリアが広がっていて、バックスタンド方面は5割ぐらいの入りだった。
ナイターなら、試合前のことは一切自分と関係ないと思って試合開始までに入ればいいだろうが、デーゲームの場合は球場にはどれぐらいに行けばいいのかわからなかった。10時ちょっとすぎには神宮に到着。そうしたら11時頃までに何人かの選手が敷地の一角から球場内へ姿を現す。そこに待ち構えているファンが選手に群がりサインをお願いしている。もとより私はスポーツ選手にサインを書いてもらうなんてことはできない性分なので外からそれを見て時折写真を撮ったりしていた。そのうち12時になり開門になった。皇室の方がお見えになる試合だから金属探知機でのボディーチェックなどもあるかと思ったがまったくそんなものはなかった。
試合前のイベントなども普通に進み、プレイボール前に御一家がバックネット後方の一角にお姿を現した。周りのお客さんの話を聞いて思ったことは、ネットなどでこのことを知っていたのは私のような若い人たちだけで、ネットなど見ないと思われる年配のファンの方はお姿を見て初めて知った人も多かったようだ。実際、「後続の方が見に来られるから行こう」と思った私のような人間はごく少数派だったようだ。
試合は先発投手の石川がどうにかこうにか7回無失点。被安打数こそ少なかったものの、低めのボールを相川が体で止めるシーンも多く、安定感という点では期待に応えられなかった。しかし、1点リードの8回に五十嵐が1失点。同点の9回に林昌勇が34試合目にして初めての自責点を記録し、負け投手になった。そりゃ、ずっと抑えるのが当たり前の投手だっていつかは打たれるものだけれど、やられ方が良くなかった。五十嵐はいきなり四球連発で「いつ替えるの?」という疑問が常に付きまとったし、何より私は「同点で守護神を出す」という戦法はナシだと思う。勝ち越しがいっぱいある時なら「なにもこの試合で守護神を同店の場面で使わなくても」という気にもなるだろうが、こうも負けが込んで守護神の出番が少ないと「こういう場面でも使おう」と思ってしまうんだろうな。しかし、どんなに登板間隔があこうとも、守護神は「セーブの付く場面」もしくは「リードしている試合の最終回」に限るべきだと思うんだがな。
後で他の試合のニュースを見たが、巨人はふらふらの先発・内海に試合中「お前に任せる」と声をかけて結局完投させた。石川がもし完投していたら・・・と思ってしまった。
台覧試合(天皇以外の皇族の方がご覧になる試合をこう呼ぶらしい)でヤクルトが負けたら愛子さまがヤクルトファンにならないじゃないかと思ってしまった。なにしろ私は25年前、地元静岡の草薙球場で大洋-ヤクルト戦を見て、その試合でヤクルトが勝ったためにヤクルトファンになったのだから。しかし、家に帰ってから知ったが、愛子さまはWBC以降、横浜の内川選手に関心を持って、試合前にお会いしていたのだそうだ。
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